Error -519 troubleshooting

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はじめに

エラー 519 は、Retrospect が別のコンピュータとネットワーク接続を確立し何らかの原因で切断されるまで、その接続を介し通信をしていたことを意味しています。

ネットワークは多くの可変的な要素を含むため、このエラーは Retrospect のエラーの中でも最も困難なものです。エラー 519 の原因は、各ワークステーション上の単純なソフトウェアのコンフリクトから、欠陥のあるネットワークコンポーネントが通常使用の間にトラブルを起こさなかったまで多技に渡ります。弱いリンクがソフトウェアまたはハードウェアレベル、バックアップコンピュータまたはクライアントコンピュータ、ネットワークのインフラストラクチャ内に存在します。このドキュメントでは最初は扱いにくく解決しづらい問題の原因を絞り込むことを目的にしています。

このドキュメントの使い方

最初に "トラブルシューティング ロードマップ" を読んで、何処から始めるべきかを決めます。トラブルシューティングする場所が、バックアップコンピュータ、クライアントコンピュータ、ネットワークなのかを判断します。これを決めるには、"トラブルシューティング ロードマップ" と "ネットワークの整合性" を読みます。もし問題がクライアントコンピュータまたはバックアップコンピュータにあると思う場合には、"バックアップコンピュータのトラブルシューティング" または "バックアップコンピュータのトラブルシューティング" にスキップしてください。このドキュメント全体を読んで、概要を理解することをお勧めします。

トラブルシューティング ロードマップ

人的要因を排除する

Retrospect の操作中にエラー 519 を引き起こす主な要因は、ノートブックコンピュータをスリープモードにする、コンピュータのネットワークケーブルを外す、コンピュータをクラッシュまたは再起動する等といったことです。これらの人による操作は、就業時間内でのネットワーク失敗の原因となります。夜間、週末やコンピュータが他の人によって使用されていない時間帯に、一定期間のネットワーク障害を追跡し、問題を解決するために調べられる情報を収集する必要があります。

範囲を特定する

519 エラーを解決する前に、問題の範囲を決める必要があります。最初のステップは、519 エラーが1つのコンピュータで起きるのか、それとも複数のコンピュータで起きるのかを見つけ出すことです。これは Retrospect の操作ログで部分的に判断することができます。ログから、519 エラーが特定なコンピュータで発生するのか、ランダムなコンピュータで発生するのかを見て、ネットワークマップを作成して、パターンを見てみます。特定なコンピュータがエラー519を毎回生成していますか?特定なセグメント上のクライアントだけで発生していますか?これらのコンピュータは、オペレーティングシステム、コンピュータモデル、ネットワークカードのバージョン等の共通点を持っていますか?もしパターンが見えずランダムである場合には、バックアップコンピュータまたはネットワークの整合性のトラブルシューティングから開始します。

もし、ログをレビューした後に、519 エラーが1つもしくは複数の特定なクライアントに関連する問題だとしたら、このドキュメントの "クライアントコンピュータのトラブルシューティング” の部分を参照してください。

ネットワークの整合性を評価する

ネットワークの整合性を評価するときは、テスト可能な異なるレベルでの接続性とストレスについて理解することが重要です。単純なものから複雑なものまで、ネットワーク接続をテストすることによって接続性を定量化する必要があります。クライアントコンピュータに "ping" するユーティリティを使用すると、2つのコンピュータ間の基本的な接続性をテストできます。Mac サーバから Mac クライアントに ping するには、WhatRoute やその他の ping 用ソフトウェアを使用します。

PC では、コマンドプロンプトを開いて "ping" と IP アドレスをタイプして通信します。もっとストレスのかかるテストは、Apple のファイル共有や Microsoft Windows Networking を使用して、他のコンピュータに接続し、ネットワークを介してファイルをコピーし、短い時間での基本的なスループットをテストします。最もストレスのかかるネットワーク活動はネットワークバックアップで、少ないストレスで簡単には明らかにならないネットワークインフラストラクチャ内の弱いリンクを明らかにすることができます。ネットワークバックアップは、大規模かつ高速なストリームのパケットで連続的なネットワークのスループットを長期間維持することができます。

ファイル共有を使用して、ネットワークワークステーションに、ファイルをコピーしてみます。更にその上で Retrospect クライアントソフトウェアを通じて、同じファイルを同じワークステーションにコピーしてみると、エラー 519 が発生するかもしれません。これは、ネットワークは完璧に壊れていないことだけを証明し、Retrospect またはそのクライアントが失敗しているということは証明できません。例として、Macintosh はファイル共有に AppleTalk を使用しますが、Retrospect は Retrospect クライアントとの接続に TCP/IP を使用するからです。これらの異なるプロトコルはそれぞれ異なるシステムソフトウェアコンポーネントを使用します (補足: PC は TCP/IP だけを使用します)。

ネットワーク障害のトラブルシューティングを行う時には、あなたのネットワークの全体像があるととても役に立ちます。ネットワークレイアウトのマップが参考になります。このマップは、ルーターやハブの論理的な場所、ネットワークノード上の問題のないワークステーション、およびエラー 519 を引き起こしている問題のあるワークステーションの論理的な位置を示した図になります。バブが切り替えられるかどうかはメモしておいてください。このような図を作成すること自体がトラブルシューティングを助けているかもしれません。

スイッチ、ハブ、ルータなどのネットワークハードウェアコンポーネントに精通している必要があります。例えば、ネットワークの特定なノードまたはセグメント上のクライアントだけがエラー519を生成している場合、ルータの同じ側のコンピュータ上で Retrospect を問題のあるクライアントとして使用してみて、ルータが関与しているか判断することができます。多くのトラブルシューティングがこのような消去法のプロセスになります。

ネットワークトラフィックや衝突の監視、または接続障害の原因についての手がかりを提供することができるソフトウェアおよびハードウェアデバイスがあります。これらのツールをすぐに入手できない場合にはネットワーク管理者に相談してみてください。もしこれらのツールの扱いが難しく、このドキュメントに書かれている基本的なトラブルシューティングも役に立たない場合には、ネットワークコンサルタントに相談した方が良いかもしれません。 

クライアントコンピュータのトラブルシューティング

クライアントコンピュータのトラブルシューティングを行う場合、最初のステップは、問題がコンピュータのソフトウェアにあるのか、ネットワークのハードウェアにあるのかを見極めることです。

Mac OS のコンピュータ

  1. ソフトウェアのコンフリクトをチェックします。ファイルウォール、ウイルスチェック、ファイル暗号化ユーティリティが問題を起こしているかもしれません。クライアントの Mac を再起動して、バックアップを再度行ってください。

  2. バックアップ時に、ディスク最適化、スクリーンセーバー、メモリ消費・プロセス多用アプリケーションなどの不要な活動をするアプリケーションが実行されていないことを確認します。また、バックアップ中にクライアントコンピュータをオフにする省エネルギー設定がないことも確認します。

  3. スクリプトの実行時間を変更したり、クライアントのバックアップの順序を変更してみます。異なる時間でのクライアントコンピュータのバックアップは、コンピュータがビジーでない状態でアクセスするかもしれません。もしバックアップが異なる時間でうまくいくようならば、オリジナルの時間でネットワークやクライアントに何が起きているのかを調査してみます。

  4. ディスクユーティリティを実行して、ディスクのディレクトリ破損をチェックしてみます。また「ディスクの修復」も実行 (OS インストール CD でマシンを起動して、ディスクユーティリティを起動して「First Aid」タブを選択) 、バックアップ失敗やハングの原因となるドライブのバッドセクターをチェックします。データを消去するテストは実行しないでください。警告に注意を払ってください。

  5. コンピュータをハブの別のポートに接続してみます。近くにある問題が発生していないクライアントのポートとケーブルを使用してみて、問題が発生するか見てみます。

  6. サードパーティ製のイーサーネットカードを試してみます。これは時々問題のあるインターフェイスを特定することができます。クライアントで使用しているイーサーネットカードやインターフェイスのメーカーを調べて、最新のドライバーを使用しているか、ドライバーがお使いの Mac OS と互換性があるか、チェックします。

  7. 新しいハブ、スイッチ、コネクタ、そしてネットワークケーブルを試してみます。

    クライアントコンピュータからすべての SCSI 周辺機器をはずして、内部ハードドライブのバックアップを行ってみます。SCSI により、ネットワークの断絶やハングを引き起こすことがあります。

  8. Retrospect を別のコンピュータにインストールします。この新しいコンピュータからバックアップを行って、オリジナルのコンピュータが問題を起こしていたかをチェックします。

  9. ネットワーク関連のソフトウェアとドライバーを再インストールして、ネットワーク関連の Preferences を削除します。システムソフトウェアのクリーンインストールを行います。

  10. ハードディスクのデフラグを行います。デフラグがうまくできていれば、バックアップも成功します。

  11. ホストとクライアントコンピュータを直接接続してバックアップしてみます。バックアップコンピュータと問題のあるクライアント間でイーサーネットクロスオーバーケーブルを使用すると、この操作を行うことができます。

Windows コンピュータ

  1. クライアントコンピュータの TCP/IP が正しく設定されていることを確認します。Retrospect クライアントが正しいネットワークカードにバインドしていることを確認します (2つのネットワークカードがある場合)。

  2. バックアップ時に、ディスク最適化、スクリーンセーバー、メモリ消費・プロセス多用アプリケーションなどの不要な活動をするアプリケーションが実行されていないことを確認します。また、バックアップ中にクライアントコンピュータをオフにする省エネルギー設定がないことも確認します。ファイルウォールプログラムがある場合、バックアップをハングさせる可能性があるため、可能であればオフにします。

  3. スクリプトの実行時間を変更したり、クライアントのバックアップの順序を変更してみます。異なる時間でのクライアントコンピュータのバックアップは、コンピュータがビジーでない状態でアクセスするかもしれません。もしバックアップが異なる時間でうまくいくようならば、オリジナルの時間でネットワークやクライアントに何が起きているのかを調査してみます。

  4. クライアントコンピュータでスキャンディスクのようなディスクユーティリティを実行します。

  5. クライアントコンピュータのネットワークドライバーが最新のバージョンであることを確認します。ラップトップをお持ちでコンピュータをドックすると、別のハードウェアプロファイルが使用される場合があります。ドックしている時だけバックアップがうまくいく場合には、スタンドアロン状態では別のドライバーをロードしている可能性があります。

  6. コンピュータをハブの別のポートに接続してみます。近くにある問題が発生していないクライアントのポートとケーブルを使用してみて、問題が発生するか見てみます。

  7. Windows クライアントで、イーサーネットカードとネットワークハードウェアが Microsoft によって認定されていて、以下の Windows ハードウェア互換性リスト (HCL) でリストされていることを確認します: http://www.microsoft.com/whdc/hcl/default.mspx

  8. 別のイーサーネットカードを試してみます。これは時々問題のあるハードウェアコンポーネントを特定することができます。最新のイーサーネットドライバーを使用していることを確認し、ドライバーがお使いの OS と互換性があることを確認します。

  9. 新しいハブ、スイッチ、コネクタ、そしてネットワークケーブルを試してみます。

  10. 最新のサービスパックをインストールします。もし最近新しいソフトウェアをインストールした場合には、サービスパックも再インストールする必要があるかもしれません。

  11. ネットワークソフトウェアとドライバーを再インストールしてみます。オペレーティングシステムのクリーンインストールを試してみます。

  12. ホストとクライアントコンピュータを直接接続してバックアップしてみます。バックアップコンピュータと問題のあるクライアント間でイーサーネットクロスオーバーケーブルを使用すると、この操作を行うことができます。

    Windows クライアントに関連するエラー、-1028, 541, 519 などのトラブルシューティングについてのその他の詳細は、Retrospect ナレッジベースの "Retrospect Client for Windows" を参照してください。

Mac バックアップコンピュータのトラブルシューティング

  1. バックアップ時に、ディスク最適化、ウイルススキャン、スクリーンセーバー、メモリ消費・プロセス多用アプリケーションなどの不要な活動をするアプリケーションが、クライアントおよびバックアップコンピュータで実行されていないことを確認します。これには、メールサーバ、ゲートウェイ、ウェブホスティング、ウイルスチェックプログラム、その他の CPU/リソース消費アクティビティなどが含まれます。Retrospect の動作するコンピュータでファイルサービングソフトウェアを実行することは問題ありませんが、一般的にサーバに負担をかけると、問題やコンフリクトを起こす可能性が高まります。

  2. バックアップをハングさせるファイルウォールプログラムをオフにします。

  3. コンピュータをハブの別のポートに接続してみます。近くにある問題が発生していないクライアントのポートとケーブルを使用してみて、問題が発生するか見てみます。

  4. 新しいハブ、スイッチ、コネクタ、そしてネットワークケーブルを試してみます。

  5. バックアップコンピュータに最新のネットワークドライバーがインストールされていることを確認します。

  6. ネットワーク関連のソフトウェアとドライバーを再インストールして、ネットワーク関連の環境設定ファイルを削除します。オペレーティングシステムのクリーンインストールを行います。

  7. SCSI の問題は CPU パフォーマンスに影響を与え、ネットワークの切断またはハングを引き起こします。コンピュータからバックアップデバイスを除くすべての SCSI 周辺機器を取り外して、SCSI バスが正しくターミネートしていることを確認します。その後クライアントコンピュータのバックアップを行ってみます。もし問題がバックアップドライブ自体にあるようならば、比較として別のバックアップドライブをテストしてみます。または、次のステップとして、ドライブを別のコンピュータに接続して、同じ問題が起きるかテストしてみます。

  8. Retrospect を別のコンピュータにインストールします。この新しいコンピュータからバックアップを行って、オリジナルのコンピュータが問題を起こしていたかをチェックします。

Windows バックアップコンピュータのトラブルシューティング

  1. TCP/IP が正しくインストールされ、インストール済みのネットワークコンポーネントとしてリストされていることを確認します。これは、コントロールパネルのネットワークで確認できます。

  2. バックアップ時に、ディスク最適化、ウイルススキャン、スクリーンセーバー、メモリ消費・プロセス多用アプリケーションなどの不要な活動をするアプリケーションが、クライアントおよびバックアップコンピュータで実行されていないことを確認します。これには、メールサーバ、ゲートウェイ、ウェブホスティング、ウイルスチェックプログラム、その他の CPU/リソース消費アクティビティなどが含まれます。Retrospect の動作するコンピュータでファイルサービングソフトウェアを実行することは問題ありませんが、一般的にサーバに負担をかけると、問題やコンフリクトを起こす可能性が高まります。2.

  3. バックアップをハングさせるファイルウォールプログラムをオフにします。

  4. コンピュータをハブの別のポートに接続してみます。近くにある問題が発生していないクライアントのポートとケーブルを使用してみて、問題が発生するか見てみます。

  5. 新しいハブ、スイッチ、コネクタ、そしてネットワークケーブルを試してみます。

  6. バックアップコンピュータに最新のネットワークドライバーがインストールされていることを確認します。

  7. ネットワーク関連のソフトウェアとドライバーを再インストールして、ネットワーク関連の環境設定ファイルを削除します。オペレーティングシステムのクリーンインストールを行います。

  8. SCSI の問題は CPU パフォーマンスに影響を与え、ネットワークの切断またはハングを引き起こします。コンピュータからバックアップデバイスを除くすべての SCSI 周辺機器を取り外して、SCSI バスが正しくターミネートしていることを確認します。その後クライアントコンピュータのバックアップを行ってみます。もし問題がバックアップドライブ自体にあるようならば、比較として別のバックアップドライブをテストしてみます。または、次のステップとして、ドライブを別のコンピュータに接続して、同じ問題が起きるかテストしてみます。

  9. Retrospect を別のコンピュータにインストールします。別のコンピュータからバックアップを行って、オリジナルのコンピュータが問題を起こしていたかをチェックします。


Last Update: 2016年07月22日