これらすべては基本的に Retrospect のカタログファイルの損傷または破損していることを意味しています。カタログファイルの再構築、またはどこかにバックアップしている場合には、そこからの復元が必要です。

なぜこの問題がおきるのでしょうか？多くの場合これらの問題は、Retrospect がカタログファイルを更新中にクラッシュ、または電源喪失した時に起きます。また、設定の問題により、ハードディスクまたはネットワーク上でデータの破損が起きている時にも起きます。このエラーに一度だけ遭遇した場合には、メモを取って先に進むことをお勧めします。このエラーに複数回遭遇している場合には、問題の原因を突き止めてください。カタログファイルを別のハードディスクに保存します (特定なハードディスクによってデータ破損が起きるという問題を見てきています)。もし新しいハードディスクに保存されたカタログファイルで問題が起きない場合には、オリジナルのハードディスクを疑ってみてください。そのドライブは他のデータも破損している可能性があります。ドライブメーカーのドキュメントを参照、または相談してみてください。

'もし新しいハードディスクのカタログファイルでも問題が起きる場合には、コンピュータを換えることをお勧めします (可能であれば)。非常に稀なケースで簡単に定量化はできませんが、継続的にカタログファイルのチェックサムエラーを引き起こすコンピュータがありました。これらは、RAM, ATAPI, SCSI バス設定問題、USB, FireWire, IEEE 1394 のコンフリクト、ドライバー、またはハードウェアの欠陥などが原因でした。これらのトラブルシューティングは非常に難しいです。このため、もし別のコンピュータでうまく動作するのであれば、バックアップを別のコンピュータで実行し、オリジナルコンピュータで起きている問題の調査をすることをお勧めします。これを行うのはとても複雑で大変な作業です。新しい環境でうまく動いていることで満足してしまうかもしれません。あなたの判断にお任せします。

カタログのチェックサムエラーを解決しても、それらが Retrospect のデータによって引き起こされたという点は残ります。Retrospect 自体はデータを破損しません。このためトラブルシューティングは上記で示した点にフォーカスを当てて行うべきです。