Exchange Server Agent

Retrospect Exchange Server Agent は、Microsoft Exchange (2003, 2007, 2010, 2013, 2016) サーバのバックアップと復元を行うための Retrospect のアドオンです。このアドオンがなければ、Retrospect は Exchange ストアのデータベースやメールボックスをバックアップすることはできません。

Exchange サーバは、(そのサーバ自体で Retrospect アプリケーションを動作させて)ローカルにバックアップするか、(別のコンピュータで Retrospect アプリケーションを動作させて)Retrospect クライアントとしてバックアップすることができます。

最新情報

Exchange Server 2010 データベース

Retrospect では、Exchange 2003 または 2007 の Storage Groups と同じ方法で [設定] > [ボリューム] の Exchange Server コンテナに Exchange 2010 データベースを表示します。

Exchange Server 2010 Data Access Groups (DAGs)

Retrospect では、バックアップまたは復元対象の DAG ごとにそれぞれ、Exchange Server 2003-2010 Agent ライセンスが必要です。

必須コンポーネント

必須コンポーネント: Exchange 2007 を初めとして、Microsoft では Messaging API(MAPI)クライアント ライブラリまたは Collaboration Data Objects(CDO)1.2.1 をベース製品インストールの一部としてインストールしません。 Retrospect で Exchange 2007 と 2010 をバックアップするには、これらのライブラリを Exchange サーバにインストールする必要があります。 MAPI と CDO のインストールに関する詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。

Retrospect ではサーバを正常にバックアップするために、Exchange Server 2007 または 2010 を実行しているコンピュータに Microsoft Visual C++ 2010 Redistributable Package (x64) のコンポーネントをインストールする必要があります。 これらのコンポーネントをインストールするには、Retrospect インストーラで [Exchange 2007/2010 サポートのインストール] ボタンを選択します。 詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。

Exchange 2003 および 2007 クラスタのサポート

Retrospect はクラスタ環境で Exchange サーバのバックアップおよび復元をサポートしますが、次の制限があります。

  • クラスターには2つのノードのみを持つことができます。
  • 2 ノード間で共有している1つの Exchange リソース グループのみバックアップできます。
  • ノードは Retrospect クライアントとしてバックアップおよび復元しなければなりません。 Retrospect バックアップ コンピュータはクラスタ内の 1 ノードになることはできません。
  • Exchange リソース グループを所有するノード上の Exchange データをバックアップすることのみが可能です。 同様に、Exchange リソース グループを所有するノード上に Exchange データを復元することのみが可能です。
  • Retrospect はクラスタ構成情報をバックアップおよび復元しません。 障害発生時の復旧シナリオでは、Retrospect により Exchange データを復元する前に手動でクラスタを再作成する必要があります。
  • ノードが現在 Exchange リソース グループを所有しているかどうかに関係なく、Exchange データを確実にバックアップしたい場合、各ノードに対する個別の Exchange ライセンス(およびクライアント ライセンス)が必要です。 特定のノードが Exchange リソース グループを所有している時に Exchange データをバックアップしたいという場合は、該当するノードに対する Exchange ライセンス(およびクライアント ライセンス)が必要です。

Exchange メールボックスが表示されない

Exchange メールボックスが表示されない場合は、メールボックスの権限を持ったユーザとして Retrospect を実行しているか確認してください。 たいていの場合は、単なるローカル管理者特権ではなく、ドメイン管理者特権で実行していなければなりません。 詳細については、Retrospect ユーザ ガイドと Retrospect オンライン ヘルプを参照してください。

メールボックスが表示されない上に、Retrospect のエラー -3401と Windows のエラー 0x81002746 が発生した場合は、Retrospect を「管理者」として実行することはできません。 必要な特権を持つアカウントを作成し、「管理者」以外の名前を付けてください。

メールボックスが表示されない上に、Retrospect のエラー -3401または -3402と Windows のエラー 0x80040115 が発生した場合は、ボリューム データベースの Exchange コンテナを選択し、[ログイン資格] ボタンをクリックしてください。 ログイン情報がない場合には、ここで入力し、再試行してください。 ログイン情報がある場合には、アカウントに問題がある可能性があります。 この場合は、アカウントが無効になっていないか、またはアカウントの権限が無効になっていないかを確認する必要があります。 また、新しく作成したアカウントを使用してログインすることもできます。

障害発生時の復旧

ナレッジ ベース には、障害発生時の Exchange の復旧について、詳しく説明した記事があります。

.NET 4.0

Retrospect 8 を Windows で使用する場合、Microsoft .NET 4.0 以降のバージョンを使用して Exchange と Exchange のメールボックスにアクセスしてください。Exchange サーバーに .NET 4 がインストールされていない場合、Retrospect を開けない場合があります。.NET 4 は http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=24872 からダウンロードできます。

PowerShell 3.0 問題

Exchange 2010 をご利用のユーザーから、PowerShell 3.0 をインストールして Exchange へ接続する際、認証に問題が発生するというご報告を受けています。この場合は、3.0 をアンインストールして、2.0 をインストールしてください。

セキュリティ

不適格なユーザがバックアップコンピュータで Retrospect を起動して、Exchangeサーバをバックアップする事態そのものは、さまざまな手段で防止できるでしょう。Exchange のバックアップと復元を実行できるのはドメイン管理者だけです。したがって、正しいセキュリティコンテキストで動作するように Retrospect を設定することが重要です。たとえば、Exchange サーバへの十分なアクセス権を持つユーザとして Retrospect や Retrospect クライアントソフトウェアが実行されるように、Retrospect の環境設定を行う必要があります。

Retrospect をすでにインストール済みまたは実行済みであるかどうかにかかわらず、またセキュリティ環境設定を以前どのように設定していたかにかかわらず、Exchange を操作できるようにするには以下の手順に従ってください。

ユーザログインの作成および管理

Retrospect 専用のログインアカウントを作成し、Retrospect のユーザを Backup Operators として識別する必要があります。そのための手順では、Active Directory Users and Computersを使用します。これを以下に示します。

Retrospect バックアップユーザアカウントの作成

Exchange サーバのドメイン内で、RBU(Retrospect バックアップユーザアカウント)など、Retrospect 専用のログインを作成します。

このアカウントを、Domain Users、Domain Admins、Administrators、および Backup Operators のメンバーにします。また、Exchange メールボックスを割り当てます。

この Retrospect バックアップアカウントに電子メールメッセージを送り、Exchange で初期化します。

バックアップオペレータの追加

Retrospect のユーザのアカウントを、Backup Operators のメンバーにします。バックアップコンピュータの Retrospect で使用するログインは、Backup Operators または Administrators でなければなりません。

Retrospect セキュリティ環境設定

Retrospect バックアップユーザアカウントを設定した後は、その新しいアカウントを使用するように Retrospect を設定する必要があります。それぞれの Exchange サーバに対して別々のドメインユーザとして実行するようにも設定できますが、すべての Exchange サーバに対する Retrospect バックアップユーザとして実行するように特定の環境設定を行うほうが簡単でよいでしょう。

管理者権限のログインを使って、バックアップコンピュータにログインします。

Retrospect をバックアップコンピュータにインストールしていない場合は、「はじめに」の説明に従ってインストールを行います。

Retrospect アプリケーションを起動します。

バックアップコンピュータで Retrospect を最初に起動する場合は、起動後に Retrospect の起動ウィザードが開きます。このウィザードには、ユーザアカウント情報を入力する画面が表示されます。

476

バックアップコンピュータで Retrospect を実行するのが今回初めてではない場合、Retrospect ナビゲーションバーの「設定」をクリックしてから、「環境設定」をクリックします。「実行」環境設定グループで、「セキュリティ」をクリックします。

477

ユーザログインの選択

「環境設定」ウィンドウと初めて起動したときの「ユーザアカウント」ウィンドウの両方に、Retrospect アプリケーションが実行されるときのユーザログインを決めるラジオボタンが 2 つあります。

「ログインユーザで Retrospect を起動」は、(「スタート」メニューか Windows エクスプローラから)Retrospect を手動で起動したときに、実行されます。Retrospect を自動で起動した場合は(スクリプトを実行)、「ローカルシステム」アカウントで動作します。どちらも Exchange で使用するのは最適ではありません。なぜならば、権限不足によってバックアップができない可能性があるからです。したがって、この環境設定を選択しないでください。

Exchange で使用する場合には、「指定されたユーザで Retrospect を常に起動」の設定をお勧めします。ラジオボタンをクリックして、この環境設定を選択します。Retrospect バックアップユーザ名、パスワード、およびドメインを入力します。

「OK」をクリックしてセキュリティ環境設定の変更を受け入れると、入力を確定するように求められるので、「OK」をクリックします。

ログインが無効なことを示すメッセージが表示される場合は、ドメインユーザ名またはパスワードの入力ミスの可能性があります。名前を再チェックし、Retrospect バックアップユーザアカウントの作成から始まる上記手順に従ってください。

指定のドメインユーザであることが確認された場合は、アプリケーションを終了して再起動し、変更を有効にするよう Retrospect が指示します。終了して管理者をログオフし、次の手順に進みます。

適正な操作の検証

Backup Operators のメンバーであるユーザとして、バックアップコンピュータにログインします。Retrospect を起動し、アプリケーションウィンドウのタイトルに注目します。このウィンドウタイトルには、アプリケーションを実行しているユーザが入ります。別のユーザとしてバックアップコンピュータにログインしていても、アプリケーションを実行している「ユーザ」は Retrospect バックアップユーザアカウントです。

478

ローカル管理者権限

常に特定のログインで実行するように Retrospect を設定した場合、ログインに権限が何も割り当てられていなければローカル管理者権限が割り当てられます。

前に説明したセキュリティ環境設定が行われ、Backup Operators または Administrators のメンバーとしてバックアップコンピュータにログインした場合、Retrospect は必ず、最低限ローカル管理者権限で実行されます。

これは、バックアップオペレータが Retrospect での管理者権限を利用して、ローカルコンピュータのファイルを操作できることを意味します。

セキュリティを追加するには、Retrospect アプリケーションに対するユーザアクセスを制御する、Retrospect のパスワード保護環境設定の使用を検討してください。

インストール

Retrospect をバックアップコンピュータにインストールしていない場合は、「はじめに」の説明に従ってインストールを行います。セキュリティで前述したように、セキュリティ環境設定を行います。

Exchange サーバを Retrospect クライアントとして使用する場合、そのコンピュータに Retrospect クライアントソフトウェアをインストールします。詳細は、「ネットワーク接続クライアント」を参照してください。

クライアントのログイン

Exchange サーバを Retrospect クライアントとして使用する場合は、バックアップコンピュータからクライアントをログインします。詳細は、「ネットワーク接続クライアント」を参照してください。

ライセンス

「ウィンドウ」メニューから「ライセンス マネージャ」を選択し、ライセンス登録済みのコンポーネントを表示します。

Exchange データベース/メールボックスバックアップがリストに表示されていない場合、または有効なライセンスがない状態でリストに表示されている場合には、「追加」をクリックし、Exchange データベース/メールボックスバックアップのライセンスコードを入力します。( Retrospect, Inc. からコードを入手するには、「購入」をクリックします。)

Exchange バックアップライセンスを追加すると、使用可能としてリストに表示されます。次の手順は、ライセンスの使用です。

ライセンスの使用

ナビゲーションバーから、「ボリューム」をクリックしてボリュームデータベースウィンドウを表示します。「マイコンピュータ」と「バックアップクライアント」の下には、Retrosepct に認識されたすべての Exchange サーバがリスト表示されます。

479

テキストによって示されているとおり、まだライセンス設定がなされていないため、アイコンはグレーになっています。ライセンスマネージャで利用可能になっているライセンスはありますが、どのサーバを使用するかは Retrospect にはわかりません。Retrospect で使用する各サーバに、ライセンスを適用する必要があります。

使用する Exchange サーバをクリックします。そこで、利用可能なライセンスを使用するかどうか尋ねられます。「OK」をクリックします。その後すぐ、Exchange Server コンテナとそれに付随する Exchange Mailboxes コンテナから「ライセンス供与されていない」タグが消えます。

Exchange サーバをクリックしたときに何も行われなかった場合は、Exchange サーバに対して十分なアクセス権限がログインユーザにないか、サービスが動作していない可能性があります。再試行する前に、サービスが動いていることを確認し、セキュリティを読み直して、セキュリティを正しく設定してください。

クライアントの場合の Exchange コンテナのプロパティ

Retrospect のクライアントであるサーバの場合は、ライセンスの適用後すぐに、Exchange サーバの認証情報を入力するよう Retrospect が求めてきます。

セキュリティ環境設定で指定した Retrospect バックアップユーザアカウントを使用するように設定します。

Exchange サーバの内容が表示されない場合、または認証に失敗したと通知された場合は、クライアントコンピュータ上の Exchange サーバへの十分なアクセス権限が指定したユーザにないか、あるいはサービスが動作していない可能性があります。再試行する前に、サービスが動いていることを確認し、セキュリティを読み直して、セキュリティを正しく設定してください。

一般的な使い方

前述のとおりに Exchange サーバにライセンス供与を行った後は、それをスクリプトに追加し、元ボリュームリストや宛先ボリュームリストで使用することができます。Exchange サーバはボリュームデータベースウィンドウで使用することもできます。

Exchange データにはアーカイブ操作は実行できません。

ボリュームリストの操作

ナビゲーションバーから、「設定」>「ボリューム」をクリックして「ボリュームデータベース」ウィンドウを表示します。「マイコンピュータ」と「バックアップクライアント」の下には、Retrosepct に認識されたすべての Exchange サーバがリスト表示されます。

480

それぞれの Exchange サーバに対して、Exchange Server コンテナとそれに付随する Exchange Mailboxes コンテナがあります。Exchange サーバとして動作している各コンピュータの下に、1 ペアのコンテナが編成されています。サーバ自体で Retrospect を実行している場合は、Exchange コンテナは「マイコンピュータ」の下にあります。

481

サーバで Retrospect を実行していない場合は、Exchange コンテナは「バックアップクライアント」の下にあります。

482

Exchange Server コンテナのアイコンがグレーになっている場合、または下に階層化されたものが何もない場合、Retrospect は Exchange サーバデータを参照するのに十分な権限を持っていないユーザとして動作している可能性があります。スクリプトで Exchange Server コンテナを使用できますが、スクリプトを実行したときにエラーになります。また、Exchange Mailboxes は使用できません。セキュリティを読み直し、セキュリティを正しく設定してください。

Exchange Server コンテナのアイコンが色付きで、1 つ以上の項目が下に階層化されている場合、Retrospect は Exchange サーバデータを参照できる権限を持つユーザとして動作しています。これは、セキュリティが正しく設定されていることを意味します。

Exchange Server コンテナ

Retrospect には、Exchange サーバごとに 1 つの Exchange Server コンテナがあります。Retrospect がサーバ上でローカルに動作している場合、このコンテナは「マイコンピュータ」の下にあります。Retrospect のネットワーククライアントである Exchange サーバの場合は、Exchange Server コンテナはそのコンピュータのクライアントコンテナの下に表示されます。

Exchange Server コンテナには、1 つ以上のストレージグループまたはデータベースが入っています。コンテナの内容を表示したり隠したりするには、Exchange Server コンテナの + または – コントロールをクリックします。

バックアップ元として Exchange Server コンテナを選択すると、サーバのデータベースまたはストレージグループのすべてがバックアップされます。

サーバ内のすべてのストアをバックアップしたくない場合は、1 つ以上のデータベースまたはストレージグループを個別に選択してバックアップできます。

個々のストレージグループ

ストレージグループは、Exchange Server コンテナの下に表示されます。

各ストレージグループには、1 つ以上のパブリックフォルダストアと 1 つ以上のメールボックスストアが含まれています。これらのストアは、Retrospect では見えませんが、ストレージグループを参照して、データベースファイルとして表されたストアを表示することができます。

バックアップ元として単体のストレージグループを選択すると、そのグループのパブリックフォルダストアとメールボックスストアがすべてバックアップされます。特定のストアを切り離してバックアップすることはできません。

Exchange Mailboxes コンテナ

Retrospect には、Exchange サーバごとに 1 つの Exchange Mailboxes コンテナがあります。Retrospect がサーバ上でローカルに動作している場合、このコンテナは「マイコンピュータ」の下にあります。Retrospect のネットワーククライアントである Exchange サーバの場合は、Exchange Mailboxes コンテナはそのクライアントコンピュータコンテナの下に表示されます。

Exchange Mailboxes コンテナには、次の項目を格納できます。

  • 1 つ以上のメールボックス
  • All Public Folders コンテナ

Exchange Server のライセンスを取得すると、Retrospect はそのサーバに関連付けられたすべてのメールボックスを Exchange Mailboxes コンテナに自動的に追加します。これ以後に新しいメールボックスを作成するかメールボックスを削除した場合、Retrospect は Exchange Mailboxes コンテナの内容を変更します。

また、All Public Folders コンテナが Exchange Mailboxes コンテナに自動的に追加されます。

Exchange Mailboxes コンテナは、複数のメールボックスストアのメールボックスや、複数のパブリックフォルダストアの Public Folders を含むことができます。

バックアップ元として Exchange Mailboxes コンテナを選択すると、すべてのメールボックスがバックアップされます。これにより、個々のメールボックス、メールボックス フォルダの復元はもとより、1 つのメッセージの復元も行うことができます。

Exchange Mailboxes コンテナのバックアップは、Exchange サーバ全体のバックアップの代わりにはなりません。

パブリックフォルダをバックアップするためには、バックアップの対象となるすべてのパブリックフォルダか、個々のパブリックフォルダを選択しなければなりません。All Public Folders コンテナを選択すると、個々の Public Folder の復元はもとより、Public Folder 内の 1 つのメッセージの復元も行うことができます。

Exchange Mailboxes コンテナだけを選択すると、Retrospect はいずれの Public Folders もバックアップしません。

個々の Mailbox Folders とPublic Folders

個々のメールボックスフォルダか Public Folder をバックアップするためには、まずそれらをボリュームデータベースに追加しなければなりません。

メールボックスフォルダを追加するには

  1. Retrospect のナビゲーションバーで「設定」>「ボリューム」をクリックします。
  2. Exchange メールボックスコンテナで、メールボックスを選択して「サブボリューム」ボタンをクリックします。

    483

    選択したメールボックスで利用できるすべてのフォルダのリストが表示されます。

  3. リストから 1 つ以上のフォルダを選択して「定義」をクリックします。

    フォルダがボリュームデータベースに追加されます。

    Public Folder を追加するには

  4. Retrospect のナビゲーションバーで「設定」>「ボリューム」をクリックします。
  5. Exchange メールボックスコンテナで、「All Public Folders」を選択して「サブボリューム」ボタンをクリックします。

    利用できるすべての Public Folders のリストが表示されます。

  6. リストから 1 つ以上のパブリックフォルダを選択して「定義」をクリックします。

パブリックフォルダがボリュームデータベースに追加されます。

追加したメールボックスフォルダやパブリックフォルダは、ボリュームデータベース内に表示されます。その内容を表示したり隠したりするには、Exchange Mailboxes コンテナの「+」か「-」 コントロールをクリックします。

484

個々のメールボックスやパブリックフォルダを定義すると、より大きいコンテナの一部ととしてではなく、固有のエンティティとしてバックアップできます。

個々のメールボックスフォルダかパブリックフォルダをバックアップするには、それを Exchange Mailboxes コンテナの下で選択します。

ライセンスの解除

バックアップや復元が不要になった Exchange サーバがあれば、その Retrospect ライセンスを解除して、他の Exchange サーバにライセンスを使用できるようにすることが可能です。

Exchange コンテナを選択し、ツールバーの「ライセンス供与」ボタンをクリックします。使用されているライセンスを解除してもよいか尋ねられます。「OK」をクリックして解除します。

Exchange ライセンスを解除すると、Exchange コンテナ、ストレージグループ、およびメールボックスはスクリプト内で無効になります。

バックアップ

Exchange サーバ、ストレージグループ、またはメールボックスをバックアップするには、バックアップスクリプトを使用するか、基本バックアップを始動できます。どの方法でも、元ボリューム、宛先ボリューム、選択基準、オプションという、Retrospect の他のバックアップ操作と同じ要素を使用します。

Exchange 2003 には、Exchange メールボックスデータベースの別のコピーを元々のデータベースと同じサーバ上にマウントすることができる復元ストレージグループ機能が含まれています。Retrospect は、復元ストレージグループのバックアップはサポートしません。

元ボリュームとして、Exchange Server コンテナ、ストレージグループ、Exchange Mailboxes コンテナ、個々のメールボックス、個々のメールボックス フォルダ、個々の Public Folder、All Public Folders コンテナをどれか 1 つ、またはそれらを組み合わせて選択します。

または、「マイコンピュータ」または「バックアップクライアント」を選択して、それぞれローカル Exchange サーバまたはクライアント Exchange サーバをバックアップします。「マイコンピュータ」か「バックアップクライアント」を選択すると、そのコンテナ内のすべて (すべてのメールボックスや All Public Folders を含む) がバックアップされます。

バックアップ元に Exchange メールボックスとパブリックフォルダが、Exchange 以外のボリュームと並存している場合は、メールボックスとパブリックフォルダをグループにまとめてください。検証オプションを有効にしたテープバックアップセットへのバックアップが、より高速になります。

宛先ボリュームとして、バックアップセットをどれか 1 つ、または組み合わせて選択します。

Exchange データベースのバックアップでは、セレクタは無視されます。バックアップ元にデータベース以外のボリュームと Exchange データベースの両方が存在している場合のみ、指定したセレクタがデータベース以外のボリュームに適用されます。

Exchange メールボックスのバックアップ時には、Retrospect によってセレクタが適用されます。Retrospect には、Exchange メールボックスのバックアップに適用するカスタムセレクタの作成に特に役立つ、Sender(「メールボックス」グループ)と Date(「共通」グループ内)という 2 つの条件があります。詳しくは、セレクタの使い方を参照してください。

個々のメールボックスをバックアップするとき、ファイル選択基準を設定して、メールボックスの送信者と共通日付条件に基づいて、メッセージをバックアップすることができます。スクリプトによるバックアップでは、カスタムセレクタを作成します。基本バックアップでは、プレビューブラウザでバックアップする項目にマークを付けます。「検索」コマンドを使用して、メッセージを探すことができます。メッセージのサブセットの選択は、メールボックスメッセージのバックアップに関連するパフォーマンス低下を少なくするのに有効です。

Exchange Server オプショングループでは、Retrospect がバックアップ元に対して試行するバックアップのタイプを決定できます。「フルバックアップ」、「差分バックアップ」、または「ログ/増分バックアップ」を選択します。

データが以前にフルバックアップされていなかった場合は、データの差分バックアップまたはログ/増分バックアップを行うことはできません。この場合は、自動的にフルバックアップが試みられます。

スクリプトによるバックアップの計画を行うとき、異なる種類のバックアップに個別のスクリプトを作成します。たとえば、金曜日に実行するフルバックアップスクリプトをスケジュールし、毎日実行する差分バックアップスクリプトをスケジュールできます。

利用可能なオプションについては、Windows Exchange Server オプションを参照してください。

循環ログ

差分バックアップやログバックアップを行う場合には、所定の Exchange サーバで循環ログを有効にするを使用しないことを確認する必要があります。たとえば、循環ログを使用している Exchange サーバの差分バックアップを行おうとすると、Retrospect によりエラーが報告されます。

循環ログはではデフォルトで無効になっています。

バックアップセット

他のデータのバックアップとは異なり、データベースバックアップは 1 つのバックアップセット内で必ずしも自己完結型ではありません。

ファイルの復元にはよくあることですが、1 セットのメディアからデータベーススナップショットを復元できるかどうかは確かでありません。バックアップ計画とバックアップ履歴によっては、所定のデータベースを復元するのに、複数のバックアップセットからのメディアが要求される場合があります。

データベースバックアップ履歴

Retrospect は、各データベースまたはストレージグループの各バックアップセッションを追跡します。「レポート」>「データベースバックアップの履歴」から、バックアップの履歴を表示できます。

485

ウインドウには、各 Exchange データベースまたはストレージグループの Retrospect のデータベースセッションスナップショットがすべて一覧表示されます。(SQL データベースもこのウィンドウに表示されます。)

ウィンドウの下部にあるボタンを使用して、スナップショットのプロパティを表示したり、バックアップセットからデータベースセッションを追加したり、このリストからスナップショットを削除したりできます。

スナップショットのプロパティを表示すると、データベースを復元するのに必要なバックアップセットメディアが表示されます。

復元

Exchange サーバ、ストレージグループ、メールボックス、または 1 つ以上のメッセージを復元するには、スクリプトを使用するか、基本復元を始動できます。どの方法でも、復元の一般的な構成要素、すなわち復元元データベースかメールボックスのスナップショット、宛先サーバかメールボックス、選択したファイル(メールボックスからのメッセージとフォルダのみ)、およびオプションが使用されます。

  • Exchange 2003 には、Exchange メールボックスデータベースの別のコピーを元々のデータベースと同じサーバ上にマウントすることができる復元ストレージグループ機能が含まれています。Retrospect は、復元ストレージグループの復元はサポートしません。また、復元ストレージグループを含む Exchange 2003 サーバにデータを復元するには、復元前に復元ストレージグループを削除するか、または Microsoft の Web サイト に説明されているように、Exchange サーバに復元ストレージグループに優先するレジストリキーを作成する必要があります。

Exchange ストレージグループまたはデータベースの復元

Exchange サーババックアップからストレージグループまたはデータベースを復元するには、「復元」>「選択したデータベース」をクリックして基本復元を開始するか、データベース復元スクリプトを作成します。

486

復元元には、データベーススナップショットを選択します。

487

「追加」ボタンと「削除」ボタンを使用して、このリストからデータベーススナップショットを追加、削除できます。

Exchange Server コンテナを選択して、データベースの復元先を設定します。

488

「オプション」をクリックして実行オプションを設定します。利用可能なオプションについては、Windows Exchange Server オプションおよび データベース復元オプションを参照してください。

489

前回のバックアップがフルバックアップ以外の場合は、元データベーススナップショットの下に複数のセッションが一覧されることに注目してください。複数のセッションが表示されるのは、Retrospect に、復元元を完全に復元するために必要なすべてのセッションを復元する実行オプションがあるからです。

データベース復元操作の設定が完了したら、「スケジュール」をクリックして設定をスクリプトに保存するか、または基本復元を実行します。

メールボックスかパブリックフォルダの復元

単独のメールボックスやパブリックフォルダ、すべてのパブリックフォルダ、あるいは 1 つ以上の特定のメッセージを復元するには、ナビゲーションバーで「復元」>「メールボックス」を順にクリックします。

490

復元元としてメールボックス、パブリックフォルダ、または All Public Folders のスナップショットを 1 つ選択します。

491

単独のメールボックスかパブリックフォルダ、または All Public Folders コンテナを復元先として選択します。リストボックスを「メッセージとフォルダを復元する」または「メッセージのみを復元する」に設定します。

492

基本復元では、ブラウザで復元する項目を選択します。「検索」コマンドを使用して、メールボックスの送信者と共通日付条件に基づいて、メッセージを探すことができます。

スクリプトによる復元では、メールボックス全体のみを復元できます。

「オプション」をクリックして実行オプションを設定します。

493

復元操作の設定が完了したら、それをスクリプトに保存するか、基本復元を実行します。

障害発生時の復旧

Exchange サーバ(システムボリュームとデータベース)を完全にバックアップした後は、障害発生時のデータ損失から復旧することができます。

最初に、バックアップコンピュータの復元にある該当手順に従ってください。

コンピュータの残りの部分を復元した後、Exchange サービスを再起動します。データベースがマウントされていないことを確認します。ストレージグループフォルダからすべて削除します。これによって、ログファイルがデータベースと一致し、データベースの復元後にストアを再マウントできます。

すべてを削除した後、データベースを復元します(詳しくは、Exchange ストレージグループまたはデータベースの復元を参照してください)。

復元後は、データベースがマウントされ、使用できる状態になります。