周辺装置間の通信を管理するソフトウェア。この統合ソフトウェアの組み合わせは、ASPI レイヤーと呼ばれます。
CD-R ドライブやテープドライブなどの周辺機器をコンピュータの IDE インターフェイスと接続する標準規格。ATAPI を使用すると、コンピュータに簡単に周辺機器を接続できます。
記録型コンパクトディスク(CD-R, CD-RW, DVD-R, DVD-R DL, DVD-RW, DVD+R, DVD+R DL, or DVD+RW)で使用するバックアップセット。「バックアップセット」の項も参照。
登録されているバックアップセット、スクリプト、セキュリティコード、環境設定、カスタムセレクタ、クライアントログイン名などのカスタム設定を保存するファイル。このファイルは、Retrospect を初めて起動したときに自動的に作成され、Retrospect を起動している間、使用されています。このファイルを削除すると、すべてのカスタム情報が消え、デフォルトの設定値に戻ります。
Microsoft Exchange サーバの最適なバックアップを可能にする、Retrospect の Exchange Agent の機能。
IEEE 1394 の Apple Computer での呼称。
ハードディスクやリムーバブルカートリッジドライブなどの記憶装置、スキャナやビデオカメラなどの周辺機器をコンピュータに接続して通信するための、機械的、電気的、機能的標準規格。IEEE 1394 を使用すると、コンピュータに簡単に周辺機器を接続できます。IEEE 1394 技術は、1394、i.LINK、FireWire とも呼ばれます。
バックアップクライアントと通信するための Retrospect 独自のプロトコル。ネットワーク状況ウィンドウで、Retrospect は Piton Name Service を使用してクライアントとのコンタクトを確立します。
リソース駆動またはユーザ開始型の柔軟なバックアップを可能にする、Retrospect の技術。
以前にバックアップしてから、新しく作成されたファイルまたは修正されたファイルだけを自動的に選び出してコピーするバックアップ動作。通常、Retrospect の標準バックアップ操作では、Progressive バックアップが行われます。「照合」の項も参照。
ハードディスク、テープドライブなどの周辺機器を接続するための機械的、電気的、機能的標準規格。SCSI を使用すると、コンピュータに簡単に周辺機器を接続できます。
SCSI チェーン上で、信号の整合性を確保するためのデバイス。
長期に渡ってドライブの機械的属性を監視、分析し、将来のドライブの障害の予測と報告を試みる、一部のハードディスクドライブに内蔵された技術。
業界標準のネットワークプロトコル。インターネット、Web サーバ、FTP サーバなどで使われる標準プロトコルです。また、Retrospect クライアントで使われるプロトコルです。
キーボートやリムーバブルカートリッジドライブ、プリンタなどの周辺機器を USB 対応のコンピュータに接続するための、機械的、電気的、機能的標準規格。USB を使用すると、コンピュータに簡単に周辺機器を接続できます。
ハードディスクからバックアップセットにファイルをコピーすること。使用例、「QuickTime ムービーをアーカイブしておこう」。コピーした後のオリジナルのデータを削除する(つまりファイルを移動する)場合に、主に使用します。実際にはアーカイブにおいても元のファイルを削除するかどうかは、オプションとして選択します。「バックアップ」の項も参照。
ファイルをアーカイブする操作。使用例、「アーカイブが昨夜、完了した」。2. バックアップしたもの。使用例、「アーカイブから 1997 年度の会計を検索する」。この場合、バックアップセットがアーカイブになります。「バックアップセット」の項も参照。
ユーザごとに与えられる権利で、共有ボリュームにおいて、フォルダやファイルの表示、変更などを行えるかどうかを決定します。
バックアップまたはアーカイブで、メディアにコピーするデータの容量を縮小すること。Retrospect では、ソフトウェア圧縮で行う場合と、ハードウェア圧縮機能を持つテープドライブで行う場合とがあります。
ファイルを移動、コピー、転送する宛先となるストレージメディア。バックアップの場合の宛先は、バックアップセットになります。復元の場合の宛先は、ボリュームになります。
パスワードを持たない他人には使用できないようにするために、データを符号化する方法。
Retrospect のオープンファイルバックアップを使えば、開いている使用中のファイルもバックアップできます。この機能は、顧客関係管理アプリケーションや会計パッケージなど、1 日 24 時間無休で稼働しているサーバアプリケーションのバックアップに重要です。デスクトップコンピュータとノートブックコンピュータでは、電子メールメッセージや予定を含むファイルを使用したままでバックアップできます。
バックアップセットとカタログをいったん完全に消去し、そのバックアップセットに指定ファイルを一括してコピーすること。バックアップセットを定期的にリセットすることで、バックアップセットやカタログ内のデータが増え続けることで起こる弊害を回避できます。バックアップセット内の以前にバックアップしたデータは消えてしまいます。
バックアップセットに保存されているファイルやフォルダのインデックスファイル。バックアップセットのメディアを読み込んだり挿入したりしなくても、カタログファイルから復元の対象となるファイルにマークを付けることができます。
開くと同時に Retrospect のスクリプトを自動的に起動するファイル。起動書類ファイルをダブルクリックして、事前に設定した Retrospect のスクリプトを起動することができます。
A CD-R、CD-RW、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW、DVD+R、DVD+R DL、DVD+RW メディア「ディスク」の項も参照。
Retrospect クライアントソフトウェアをインストールした、ネットワーク上の Windows、Linux、または Macintosh コンピュータで、そのボリュームをバックアップコンピュータでバックアップできる状態になっているもの。「バックアップコンピュータ」の項も参照。
Macintosh の HFS ファイルシステムによる、ファイルの作成元プログラムを示す、4 文字のコード。たとえば、SimpleText で作成された書類のクリエータコードは、ttxt になります。Retrospect では、クリエータコードに基づいてファイルを選択することが可能です。
3 週間に一度など、指定した時間間隔で繰り返し、スクリプトを自動実行させるスケジュール作成機能。
ボリュームやクライアントなどの項目を整理するための、Retrospect のコンテナ。
ディスクバックアップセットのオプションの 1 つ。ディスクバックアップセットにグルーミングポリシーを設定すると、ディスク容量の限界に達したときに、Retrospect によって自動的に古いファイルとフォルダが削除され、新しいファイルとフォルダ用の空きが確保されます。
Retrospect の特定のウィンドウ内で、ボリュームやクライアントのような他の項目を整理するための項目。「マイコンピュータ」、「マイネットワーク」、「バックアップクライアント」の項も参照。
特定のウィンドウから、指定した項目を削除するツールバー項目。「削除」は、不要になったボリューム、サブボリューム、クライアント、バックアップセットをリストから削除するために使用します。バックアップの元ボリュームを「削除」しても、バックアップ先のバックアップセットには影響しません。バックアップセットのメディアに異常がない限り、ファイルはいつでも復元することができます。
ファイル、フォルダ、ボリュームが作成された日時。ファイルの作成日は、ファイルを最初に保存または作成したときに設定されます。フォルダの作成日は、新規フォルダを作成するように選択したときに設定されます。ボリュームの作成日は、ボリュームをフォーマットするか、ボリュームを消去したときに設定されます。Windows のファイルシステムによって、コピーされた項目の作成日はコピーされた日付に変わります。「バックアップ日」と「修正日」の項も参照。
ルータやゲートウェイを使用せずに、物理的にネットワーク接続されているローカルコンピュータのグループのこと。他のネットワークにゲートウェイで接続されている場合もあります。「設定済みサブネット」と「ローカルサブネット」の項も参照。
Retrospect 内で、独立したボリュームとして使用できるように設定したフォルダ。
日時を指定して、スクリプトを自動実行させるスケジュール作成機能。
ファイルを最後に修正した日時。修正日は、コンピュータのファイルシステムによって自動的にファイルに付けられます。ファイルの修正日は、ファイルを変更して保存すると更新されます(「バックアップ日」と「作成日」の項を参照)。フォルダの修正日は、フォルダやファイルの追加、変更や削除を行ったときに更新されます。
機能しなくなったコンピュータを復元するために使用される方法。OS を一時的にインストールしてから、Retrospect のバックアップからハードディスク全体を復元します。
ファイル属性を比較して、ファイルが同一かどうか決めること。これにより、重複を行わない、インテリジェントなコピーが可能になります。「Progressive バックアップ」の項も参照。
定期的に新規メディアを使ってバックアップすること。これにより、元のバックアップセットメディアとカタログは、そのまま長期保管用(アーカイブ)にできます。このバックアップでは、すべての指定ファイルが新規バックアップセットに一括してコピーされます。新規バックアップセットには「Backup Set A [001]」のように、元のバックアップセットの名前に、自動生成された番号を連結した名前が付けられます。
Retrospect のファイルセレクタで、ファイルやフォルダの属性に関連した区別を行うための基準。独自のカスタムセレクタを作成するために、複数の条件を選択することができます。「セレクタ」の項も参照。
指定時刻や毎日の繰り返しなど、スケジュールに従って実行できるバックアップ手順。スクリプトは、何件でも作成して保存しておくことができます。
選択した日付と時刻にスクリプトを自動的に実行するようにスケジュールできるスクリプト要素。「曜日指定スケジュール」、「繰り返しスケジュール」、「指定日スケジューラ」の項も参照。
Retrospect スナップショットは、バックアップ中に作成され、ボリュームの状態を示すもの(つまり、すべてのファイルとフォルダパス)。スナップショットを使うと、簡単に特定のバックアップ時の正確な状態にハードディスクを復元できます。
1 つの操作で扱ったファイルのグループ。1 つのバックアップセットに保存されます。
Retrospect がクライアントの検索のために設定したサブネット。
指定した条件に合ったファイルを選別する機能。Retrospect の標準セレクタを使うことも、独自のカスタムセレクタを作成することもできます。「ブラウザ」の項も参照。
Retrospect の動作をすべて記録したレポート。起動、実行、エラー、完了の各動作に加え、コピーしたファイル数、バックアップの所要時間、バックアップのパフォーマンスに関する情報が記録されます。
ディスクへのバックアップを実行し、その後でテープにバックアップを転送するバックアップ形態。このバックアップでは、ディスクとテープの両方の利点が活かされます。
バックアップセットに後からデータを書き込むこと。標準バックアップでは、Retrospect は、ファイルデータを現在のバックアップセットのメンバーに追加します。
テープドライブで使用するバックアップセット。「バックアップセット」の項も参照。
Retrospect で使用するディスクという用語は、固定ディスク、ネットワークボリューム、リムーバブルディスク(Zip、DVD-RAM、MO など)を示します。本書では、1. 1. 一般的な記憶装置としての意味で、Windows のエクスプローラからアクセス可能なボリューム、2. ディスクバックアップで使用するメディア、の意味に使用しています。「記録型 CD/DVD ディスク」の項も参照。
固定ディスク、ネットワークボリューム、リムーバブルディスクで使用するバックアップセット。「バックアップセット」の項も参照。
ファイルやディレクトリを内包するボリューム上の階層構造。Windows と Mac OS で使用されるデスクトップメタファではフォルダと呼ばれます。
ハードディスクドライブ、リムーバブルディスクドライブ、CD-RW ドライブなど、コンピュータに接続された周辺機器。本書で「バックアップデバイス」という場合は、CD-R ドライブ、テープドライブのように、バックアップセットのメディアを挿入するタイプの周辺機器を指します。
単一のバックアップセットの内容をセッション単位で表示する、Retrospect のレポート。バックアップセットごとに、すべてのセッションのリストが表示されます。特定のセッションをダブルクリックすると、そのセッションのすべてのファイルを表示するブラウザが作成されます。
ハードディスクからバックアップセット(CD-R、CD-RW、カートリッジ、フロッピーディスクなど)にファイルをコピーすること。ハードディスクやファイルに障害が発生した場合に備え、ファイルは定期的にバックアップする必要があります。
ファイルをバックアップする操作。使用例、「今日のバックアップを完了した」。2. バックアップしたもの。使用例、「幸運なことにバックアップをとってあるので、ファイルを復元できる」。この場合、バックアップセットがバックアップになります。「バックアップ」と「バックアップセット」の項も参照。
バックアップクライアントコンテナには、Retrospect へのログイン状態になっているクライアントコンピュータが収められます。
バックアップデバイスを接続して Retrospect を使用しているコンピュータ。ネットワーク環境では、クライアントコンピュータのバックアップを行うコンピュータ。
記録メディアとカタログファイルの組み合わせ。Retrospect は、すべてのファイルをバックアップセットに保存します。メディアや装置の種類によって、リムーバブルディスクや固定ディスクを利用する「ディスク」バックアップセット、単一ボリューム上に保存する「ファイル」バックアップセット、テープカートリッジを利用する「テープ」バックアップセット、記録型および書き換え型 CD/DVD ディスク ドライブを利用する「CD/DVD」バックアップセットがあります。
「書き替えバックアップ」、「新規バックアップセット バックアップ」、および「標準バックアップ」の項を参照。
Mac OS のファイル、フォルダ、ボリュームを、最後にバックアップセットにコピーした日時。Retrospect がボリューム、フォルダ、ファイルに対してこの日時を設定するのは、Macintosh クライアントのオプションで適切なチェックボックスをオンにした場合のみです。「作成日」と「修正日」の項も参照。
既知のすべてのボリュームが、最後にバックアップしたときの情報とともに表示されます。
Retrospect が通常行うバックアップ動作で、新しく作成されたファイルか変更されたファイルだけをコピーする「差分バックアップ」を実行します。
ファイルサーバソフトウェアを実行していて、ネットワーク経由でユーザが情報を共有できるコンピュータのこと。
カタログとデータを 1 つのファイルとして統合したバックアップセットのこと。バックアップセットのメディアは、ファイルサーバやハードディスクのように、1 つのボリュームとして Windows エクスプローラからアクセスできるものでなければなりません。「バックアップセット」の項も参照。
ファイルの名前、容量、日付とその他の属性のこと。各ファイルの一部分を構成する情報で、バックアップセットのカタログにも記録されます。
ボリューム上のディレクトリ。2. スクリプト、ボリューム、クライアントなどの項目を整理するための、Retrospect のコンテナ。
バックアップしたファイルをバックアップセットからボリュームに戻す(コピーする)操作。
ボリュームのフォルダやファイルの構造またはバックアップセットの内容を参照できる Retrospect のツール。バックアップセットのファイルやフォルダを参照することもできます。ブラウザでは、ファイルを操作したり、バックアップなど操作の対象となるファイルにマークを付けしたりすることができます。
ハードディスク、フロッピーディスク、ハードディスクのパーティション、サブボリューム、ファイルサーバなど、Retrospect がファイルやフォルダの保存場所として論理的に認識できるデータ記憶メディア。
バックアップや復元の対象となるファイルをブラウザで選択すること。ファイルのマークとマーク解除は、手動で行うか、ファイル選択条件を設定したセレクタを使って行います。ブラウザでは、マークを付けたファイルにチェックマークが表示されます。ブラウザですでにハイライトされているファイルは、マークする必要はありません。
バックアップコンピュータから利用できるローカルボリュームを保持する Retrospect のコンテナ。
バックアップコンピュータから利用できるネットワークボリュームを保持する Retrospect のコンテナ。
ファイルのコピー先となる、ハードディスク、記録型 CD/DVD ディスク、テープ、フロッピーディスク、カートリッジなど。本書では、ほとんどの場合、バックアップセットのリムーバブルメディアを指します。
バックアップセットで使用される個別の*メディア*(フロッピーディスク、記録型 CD/DVD ディスク、テープ、カートリッジなど)。
バックアップ、複製、アーカイブ操作での、ファイルのコピー元のボリューム。復元の場合は、ファイルのコピー元のバックアップセット。
毎週月曜日、水曜日、金曜日というように、毎週特定の曜日を指定して、スクリプトを自動実行させるスケジュール作成機能。
データ構造内で最も上の階層にあるフォルダのこと。Windows エクスプローラからドライブアイコンを選択すると、ルートフォルダとファイルが表示されます。
バックアップコンピュータが存在している*サブネット*。