問題と解決方法

この項では、Retrospect とそのクライアントの操作中に発生したトラブルに対処する方法を説明します。一般的なトラブルシューティング用のヘルプ、Q & A、および Retrospect のテクニカルサポートがトラブルの解決に用いるテクニックを紹介します。

トラブルシューティングでは、インストール、バックアップ、復元などで一般的に見られるトラブルとその内容、解決方法について説明します。Q&Aでは、一般的な疑問とその回答を紹介します。エラーメッセージとは関係なく、トラブルシューティングよりも一般的な疑問についての回答です。Retrospect のエラーメッセージでは、エラー番号順にメッセージをリストアップし、内容を詳しく説明します。Retrospect のサポートでは、トラブルシューティングのテクニックと、テクニカルサポートへの連絡方法を説明します。

ヒントと最新情報

Retrospect のセキュリティ

未承認の Mac または iOS バージョンの Retrospect による不正なアクセスから Retrospect を保護するには、Retrospect のアクセス パスワードを設定することをお勧めします。 パスワードを設定するには、[設定] > [環境設定] > [セキュリティ]を選択してください。

スクリプトの停止

Retrospect のツールバーにあるボタンを使用すれば、実行中の操作をすべて一度に停止できます。 このボタンのアイコンは中に「X」の付いた赤い円から一時停止記号に変わります。 すべての操作を停止するオプションが選択されていると、ボタンに Retrospect ロゴが点滅表示されます。

ファイル セキュリティ情報のバックアップ

Back up file security information from servers]または[Back up file security information from workstations]オプションを選択した場合、Retrospect は元のコンピュータからバックアップしたすべてのファイルに対する NTFS ファイル セキュリティ情報をコピーします。 最終バックアップ以降、ファイルに新しいセキュリティ情報が追加され、他の方法での変更がされてない場合、Retrospect は新しいセキュリティ情報を含むファイル全体をコピーします。 元コンピュータ上の複数のファイルに対する許可が変更された場合、セキュリティ情報のバックアップには、Smart Incremental(スマート差分)バックアップであっても、時間がかかったり、多くの空き容量が必要となる可能性があります。

Windows 版 Retrospect クライアントの強力な展開

Microsoft SMS、Active Directory Group Policy またはその他のソフトウェア配布ツールを使用して、クライアント ソフトウェアを Windows ベースのコンピュータに簡単に展開できます。

UNIXクライアント コンピュータのライブ リストア

UNIX クライアント コンピュータのライブ復元を実行すると、以下の警告メッセージが表示されます: 「ボリューム / は復元されました。 クライアントを再起動する前に、クライアントの起動ローダーを再インストールする必要があります。」 再起動後、クライアント コンピュータが GRUB でフリーズした場合、起動ローダーを再構築し、コンピュータを再起動してください」

「マイ ドキュメント」フォルダのバックアップ

「マイ ドキュメント」フォルダのターゲット フォルダの場所を変更する場合、「マイ ドキュメント」(「ドキュメントと設定」など)を含む Retrospect セレクタは正常に動作しません。

スクリプトによる書き替えバックアップ

「同名メディアの自動再利用」環境設定を選択していない場合、正しい名前でテープ メンバーに対しスクリプトによる書き替えバックアップを実行すると、メディア要求が発生します。 [設定] > [環境設定] をクリックし、[メディアの消去]環境設定を探して、このオプションを指定します。

ファイルをデスクトップへ保存できない

Retrospect を実行しているアカウントによっては、ファイル (エクスポートしたセレクタなど) をデスクトップへ保存できない場合があります。 この場合、トップレベルの「デスクトップ」オプションを使用するのではなく、手動でブラウザを使用してユーザのデスクトップ フォルダを探してください。

Retrospect 起動サービスが起動されない

この問題が発生した場合、[設定] > [環境設定] を選択し、[実行起動]環境設定を参照します。 [Retrospect起動サービスを使用]チェック ボックスをクリアし、[OK] をクリックします。 [実行起動] 環境設定に戻り、[Retrospect起動サービスを使用] チェック ボックスを選択し、[OK] をクリックします。

トラブルシューティング

Retrospect の使用中に起きるトラブルの多くは、いくつかに分類することができます。Retrospect のテクニカルサポートでは、これらの分類ごとに基本的なトラブルシューティングを行います。わずかな学習で、さまざまなトラブルについての解決方法を習得できます。この項では、これらの手順の概要を説明し、発生しやすいトラブル、疑問、エラーメッセージについての解説と対処方法を紹介します。

エラーが発生した場合は、まずインストールされている Retrospect のバージョンが最新のものに更新されているかどうかを確認しなければなりません。現在インストールされている Retrospect のバージョン向けに入手可能な更新をチェックするには、「ヘルプ」メニューから「Retrospect 更新」を選択し、「今すぐチェック」をクリックします。最新の更新をインストールし、問題が解消されるかどうかを確認します。

まず、トラブルシューティングの内容を記録しておくことをお勧めします。すぐにトラブルを解決できない場合でも、動作のパターンを記録しておくことで、問題の特定に役立ちます。この項を読んでもトラブルを解決できない場合は、Retrospect の別のサポート手段を試してみてください。詳しくは、Retrospect のサポートを参照してください。

トラブルシューティングの手順

トラブルシューティングの最初のステップは、いつどこでトラブルが発生したかを判定し、内容を明らかにすることです。どこでエラーが発生したかがわかれば、資料などの参照箇所も正確にわかり、問題の解決に近づくことができます。Retrospect の動作は、いくつかの段階から構成されています。通常のバックアップ動作は、スキャン、照合、コピー、検証という順序で行われます。たとえば、照合の段階でトラブルが発生したことが解明できたら、解決に向かって大きく前進したことになります。

クライアント設定のトラブル

ローカルサブネット内や、Retrospect で設定された他のサブネット内のクライアントが Retrospect のライブネットワークウィンドウに表示されない。あるいは表示されても断続的である。

ネットワーク状況ウインドウの「テスト」ボタンを使用し、クライアントがネットワークに存在するかどうかを確認します。

クライアントコンピュータで Retrospect クライアントコントロールパネルを開き、クライアントソフトウェアが起動時にロードされてオンになっているかどうかを確認します。状況フィールドに「準備完了」か「最初のアクセスを待機中」が表示されていることを確認します。

クライアントコンピュータがネットワークに接続されており、そのネットワーク設定も正しいことを確認します。

これらの対策でも解決しない場合は、テストと Ping による TCP/IP 通信の確認を参照してください。バックアップコンピュータやクライアントの ping コマンドが正常に機能するのに、TCP/IP クライアントが表示されない場合は、ネットワークが TCP/IP と UDP を完全にサポートしていない可能性があります。ハブやブリッジなどの受動ネットワークハードウェアが、TCP/IP クライアントの操作で Retrospect が必要とするネットワーク情報を転送していないことが考えられます。Retrospect の高度なネットワークには、クライアントを DNS 名、WINS 名、IP アドレスのどれを使っても追加できます(ダイレクトアクセスを参照)。問題を回避してクライアントを認識させるうえで、この柔軟性を活用できるかもしれません。

適切な手段を講じて、クライアントにログインしてみてください。

クライアントに複数の Ethernet カードが取り付けられている場合は、そのことが問題の原因である可能性もあります。詳しくは、Retrospect Knowledgebase( www.retrospect.com/jp/knowledgebase) の「Troubleshooting multiple ethernet cards on a Retrospect Client running Windows」を参照してください。

ローカルサブネット外にあるクライアントが、Retrospect のネットワーク状況ウィンドウに表示されない。

ネットワーク状況ウィンドウには、特定の検索方法を使用して特定のネットワーク内で検出したクライアントのみが表示されます。

Retrospect Desktop は、バックアップコンピュータのローカルサブネットに接続されたクライアントにのみアクセスできます。Retrospect Single Server、Multi Server、および は、IP アドレス、DNS 名、または WINS 名を使用して、ネットワーク上の任意の場所からクライアントに直接アクセスできます。また、定義したすべてのネットワークセグメント上のクライアントにもアクセスできます。詳しくは、高度なネットワークを参照してください。

クライアントに複数の Ethernet カードまたは NIC が取り付けられている場合は、そのことが問題の原因である可能性もあります。詳しくは、Retrospect Knowledgebase( www.retrospect.com/jp/knowledgebase) の「Troubleshooting multiple ethernet cards on a Retrospect Client running Windows」を参照してください。

エラー -530(バックアップクライアントが見つかりません)および エラー -541(バックアップクライアントがインストールされていないか、動作していません)も参照してください。

高度なネットワークのダイレクトアクセス方式で、指定した IP アドレスまたは IP 名のクライアントに接続できない。

クライアントコンピュータがネットワークに接続されており、そのネットワーク設定も正しいことを確認します。

クライアントコンピュータで Retrospect クライアントコントロールパネルを開き、クライアントソフトウェアが起動時にロードされてオンになっているかどうかを確認します。クライアントソフトウェアの状況フィールドに「準備完了」か「最初のアクセスを待機中」が表示されていることを確認します。

使用中の IP アドレスが現在のものであることを確認します。クライアントが動的 IP アドレス指定を使用している場合は、クライアントの IP アドレスが変更されている可能性があります。動的アドレスのリースが長期間でない場合は、動的アドレスを直接追加することはお勧めできません。代わりに、サブネットブロードキャストアクセス方式を使用してください。

クライアントの DNS 名または WINS 名を使用している場合は、クライアントの IP アドレスの使用を試してください。

コンピュータに ping コマンドを発行して、コンピュータが TCP/IP と正常に通信していることを確認します。詳しくは、テストと Ping による TCP/IP 通信の確認を参照してください。

クライアントのネットワークとバックアップコンピュータのネットワーク間にファイアウォールが存在して、外部からのアクセスを制限している可能性があります。たとえば、サビパック 2 を適用した Windows XP では、ファイアウォールがデフォルトで有効になっています。Retrospect と Retrospect Client をファイアウォールの例外に追加する方法については、Retrospect Knowledgebase( www.retrospect.com/jp/knowledgebase) を参照してください。

高度なネットワークのダイレクトアクセス方式で間違ったクライアントが追加された。

使用中の IP アドレスが現在のものであることを確認します。クライアントが動的 IP アドレス指定(DHCP など)を使用している場合は、クライアントの IP アドレスが変更されている可能性があります。代わりに、サブネットブロードキャストアクセス方式を使用してください。Q&Aも参照してください。

Mac OS X クライアントのファイル/フォルダ権限とアクセス コントロール リスト (ACL)

ソースの変更した ACL または許可を維持したい場合は、Mac OS X クライアントのボリュームに復元、または複製する前に、ボリュームの準備が必要です。 [Finder] (検索) にあるボリュームの [Get Info] (情報を見る)で、"[このボリューム上の所有権を無視]" のチェックボックスがオフになっていることを確認します。必要に応じて、ボリュームの ACL を有効にします。

バックアップのトラブル

基本バックアップとスクリプトによるバックアップでは、起動方法と完了後の動作内容が異なります。それ以外は、スキャン、照合、メディア要求、コピー、比較、終了という同一の手順になります。

スケジュールされたスクリプトの実行時に、Retrospect が自動的に起動しない。

これには、いくつかの原因が考えられます。

  • 開始日と実際に動作が始まる日を誤っている:スクリプトを起動させたい日が、実際の開始日であるとは限りません。詳しくは、スケジュールの共通要素を参照してください。
  • スクリプトのスケジュールが正しく設定されていない:スクリプトの実行予定リストをチェックし、希望通りに設定されていることを確認します。これを行うには、「アクティビティモニタ」>「予定」をクリックします。可能な実行予定時間が制限されていないことをスケジュール環境設定(スケジュール環境設定を参照)で確認します。
  • 自動起動の環境設定がオンになっていない:自動実行環境設定がオンになっていることを確認します(スタートアップ環境設定を参照)。

Retrospect が起動中にクラッシュする。

Config77.dat ファイルが破損していることが考えられます。このファイル(および他の設定ファイル「config**.***」)を親フォルダから移動して、もう一度起動します。これで問題が解決した場合は、疑わしい設定ファイルをゴミ箱に入れます。Retrospect は、デフォルト設定を使用して新しい設定ファイルを作成します。スクリプトと設定を再作成しないでクライアントを再度ログインさせる場合は、ファイルを Config77.bak から Config77.dat に変更するか、最新バージョンの Config77.dat ファイルをバックアップから復元します。

Config77.dat ファイルと Config77.bak ファイルは、Retrospect アプリケーションと同じフォルダか、 ..¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Retrospect に存在します。

スキャン中か照合中に、エラーメッセージが表示される。

スキャンしているボリュームに問題があると思われます。この場合は、エラー番号が操作ログに記録されます。

Retrospect のエラーメッセージでエラー番号を探してください。

リムーバブルカートリッジドライブが「ボリュームデータベース」ウィンドウまたは「メディア要求」ウィンドウに表示されない。

リムーバブルディスク(DVD-RAM、MO など)は Windows エクスプローラでドライブ文字によりアクセスできる必要があります。

テープドライブまたは CD/DVD ドライブが「記憶装置」ウィンドウまたは「メディア要求」ウィンドウに表示されない。

「設定」>「デバイス」に進み、「環境」タブをクリックします。デバイスに表示されるドライバ名が太字で表示されていない場合は、他のソフトウェアが誤ってドライバを読み込んだと考えられます。Retrospect では固有のドライバの使用は避けてください。別のドライバが読み込まれていないかを確認し、読み込まれていればそのドライバを無効にします。

すべてのデバイスを接続してから、Retrospect を起動する必要があります。ドライブが正しく接続されて終了することを確認したら、次に、ドライブがオンになっていることを確認します。電源オフのデバイスがバス上にある場合は、オンにして再起動します。Retrospect の「環境」タブ(「設定」>「デバイス」からアクセス)を使用して ID 設定を確認します。SCSI デバイスの場合は、固有の SCSI ID 番号を持つことを確認します。

Windows システムの場合、Retrospect はデフォルトで NT のパススルーを使用してデバイスにアクセスします。代わりに ASPI を使用している場合、ATAPI ミニポートドライバが無効であれば、Retrospect は ATAPI バスを参照しません。以下のパスでレジストリキーを編集し、ミニポートドライバを有効にする必要があります。

¥¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥
CurrentControlSet¥Services¥Aspi32¥
Parameters

ExcludeMiniports の値データに空を設定すると、Retrospect はすべてのバスを参照できます。

使用しているバージョンの Retrospect ではサポートしていない最新モデルのドライブを使用している可能性もあります。このドライブに新しいバージョンの Retrospect が必要かどうかを確認するには、 Retrospect Web サイト を参照してください。

割り当てられたドライブ文字を持つ CD/DVD ドライブに対して、「ドライブ文字が割り当てられていないためドライブを使用できない」というエラーが表示される。

Windows の場合、ATAPI ミニポートドライバが無効であると、ドライブが、割り当てられたドライブ文字を持たないというエラーが表示されます。

以下のパスでレジストリキーを編集し、ミニポートドライバを有効にする必要があります。

¥¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥
CurrentControlSet¥Services¥Aspi32¥
Parameters

ExcludeMiniports の値データに空を設定すると、Retrospect はすべてのバスを参照できます。

挿入したディスクまたはテープが「使用中」のため、利用できない。

いくつかの原因が考えられます。

  • ディスクバックアップセットのカタログをバックアップセットのメンバーのディスクに保存している。→カタログは、異なるボリュームに保存する必要があります。Retrospect にカタログを強制的に認識させるため、カタログをハードディスクに移動して、ダブルクリックします。
  • ディスクを元ボリュームと宛先の両方に使おうとしている。→非論理的で、許可されていない操作です。たとえば、「2-Backup」ボリュームを「2-Backup」がメンバーである「Backup」バックアップセットにバックアップしようとしているような場合です。
  • そのバックアップディスクに、他のソフトウェアがファイル(表示されない場合もある)を作成しているか、使用している。→圧縮プログラムによる問題と考えられます。競合と対処方法については、「お読みください」ファイルを参照してください。
  • ドライブが故障している可能性がある。→ドライブのメーカーに相談してください。
  • メディアが故障している可能性がある。→故障したメディアを「紛失」とし、新規のメディアを使用します。

挿入したメディアの使用が拒否される。

Retrospect には、メディアを認識してバックアップセットに追加するためのシステムがあります。テープやドライブが Retrospect によって自動的に拒否される場合は、「メディア要求」ウィンドウに表示されるメッセージに注意してください。Retrospect が必要としているメディアがわかります。

Retrospect が要求するメディアを挿入していない可能性があります。→挿入したメディアの名前と、Retrospect が要求している名前が一致しているかをチェックします。名前が一致しているのにメディア挿入時にバックアップが実行されない場合は、同名のメディアが 2 つあり、異なる方を挿入したものと思われます。特定のバックアップセットに書き替えバックアップを行う際に、メディアを切り替えていると、この問題が発生することがあります。

環境設定で「同名メディアの自動再利用」をオンにすれば、この状況を回避できます。詳しくは、消去環境設定を参照してください。

Retrospect が新規メディアを要求しています。Retrospect が要求するテープまたはディスクを挿入し、それがウィンドウに表示されてから「続ける」をクリックするか、ハードディスクの空き容量を使用するために「追加」をクリックしてから「続ける」をクリックします。既存のバックアップセットの一部として既に使われているメディアは使用できません。消去済みまたは名前の正しいメディアは自動的に使われます。

Retrospect から新規メディアが要求されたので、メディアを挿入したら「1-Backup を使用できません。すでにバックアップセットに属しています。」と表示された。

これは、誤って消去することを防ぐための仕様です。このメディアを消去して現在のバックアップで使用する場合は、ツールバーから「消去」をクリックし、必要に応じて「続ける」をクリックします。メディアを消去すると、そのメディアが属していたバックアップセットから、このメンバーのエントリが削除されます。

Retrospect から特定のメディア が要求されたが、「2-Backup はこのバックアップセットのメンバーではありません。」と表示された。名前は正しいのですが、作成日が異なっています。

同名のメディアが 複数あることを意味しています。この症状は、新規メディアに書き替えバックアップを行い、後で古いメディアに標準バックアップを行ったときに発生することがあります。可能な場合は、正しいテープ、ディスク、または CD/DVD を探して復元を行ってください。

他のメディアを試し、使用中のカタログと一致するものがあるかどうかをチェックします。

目的のファイルが保存されているメディアが確実にわかっている場合は、そのカタログを再構築します。「ツール」>「カタログの修復」をクリックし、適切な修復機能を選択してカタログを再作成します。詳しくは、カタログの再作成を参照してください。

Retrospect から要求されたメディアがない。

どこにメディアがあるかわかっていて、現在は利用できなくてもバックアップは実行しなければならない場合は、次のように操作します。「選ぶ」をクリックし、「スキップ」をクリックします。Retrospect は、要求したメンバーの残り容量がないとみなし、新規メディアへの差分バックアップを行います。要求されたメンバーに既にバックアップしてあるファイルは、バックアップされません。次のバックアップでは新規メンバーが要求され、復元を行う際は両方のメンバーが必要になります。

「スキップ」をクリックすると、スキップしたメンバーの残りの空き容量があってもそれを利用できなくなります。

要求されたディスクやテープについて、破損または紛失した、あるいは消去されていることがわかっている場合は、次のように操作してください。バックアップセットの先頭メンバーの場合は、新規バックアップセットを開始するか、使用中のバックアップセットに書き替えバックアップを行うのが最も簡単です。いずれの場合も、新しいメディアが要求され、バックアップセットの新しい先頭メンバーになります。先頭メンバー以外の、利用可能なメンバーで差分バックアップを続行したい場合は、「選ぶ」をクリックし、「紛失」をクリックします。Retrospect が新しいメディアへのバックアップを開始します。紛失したメンバーにバックアップされていたファイルは、次の差分バックアップ中に、(可能な限り)バックアップされます。

バックアップの開始時に、「カタログがバックアップセットと一致していません」と表示された。

そのメディアを使用してカタログを更新します。

詳しくは、カタログの更新を参照してください。

「カタログファイルのチェックサム」エラーが表示された。

特定のバックアップセットだけでエラーが発生する場合は、そのカタログを修復してから操作し直します。

詳しくは、カタログの更新を参照してください。

検証エラーが表示された。

使用している検証の種別によって、Retrospect は各種のエラーを表示します。

完全検証では、検証先メディアのファイルが検証元メディアのファイルと比較されます。特定のファイルについて、「修正日時が違います」と表示された場合は、バックアップ中にファイルが修正された可能性があります。その場合は、何もする必要はありません。そのファイルは、次のバックアップのときにコピーされます。

「ファイル...は、オフセット...で比較できませんでした」などのエラーは、ほとんどの場合、通信バス(SCSI や ATAPI など)に関する問題です。再度バックアップを行い、ファイルをコピーし直してください。

「オフセット」エラーメッセージが表示された場合は、無視できない重大なデータ破損の可能性があります。エラーがほとんどの元ボリューム(クライアントを含む)で起こる場合や、バックアップコンピュータに接続された元ボリュームで起こる場合は、通信バスに関するトラブルシューティングを行ってください。エラーがネットワーク経由でバックアップされる特定の元ボリュームだけで起こる場合は、該当するコンピュータの通信バスやネットワーク接続に関するトラブルシューティングを行ってください。

FireWire および USB デバイスのトラブルSCSI のトラブル、および ネットワークのトラブルシューティングのテクニックを参照してください。ディスクの診断ソフトウェアを使って、問題のあったボリュームを検査することも検討してください。

メディア検証では、検証先メディア上のファイルの MD5 ダイジェストが、コピー元からファイルをコピーする際に生成された MD5 ダイジェストと比較されます。

これらの MD5 ダイジェストが一致しないことが報告される場合、通常は検証先メディアに問題があります(メディアの破壊、不良ディスクセクタへのデータ書き込みなど)。バックアップセットのメディアに問題がないかチェックします。問題を解消できない場合は、新しいメディアにバックアップします。メディア検証エラーを生成するファイルは、定義上、検証先のバックアップセットのファイルと一致しないファイルです。したがって、これらのファイルは次のバックアップ時にバックアップ先に再度コピーされます。

特定の状況では、Retrospect はバックアップ時に生成された MD5 ダイジェストにアクセスすることができません。この問題は、Retrospect 16.6 より前のバージョンを使用して作成されたすべてのバックアップと、Retrospect の「バックアップ処理中に MD5 ダイジェストを生成」環境設定が無効になった状態で行われたバックアップで発生します。詳しくは、検証環境設定を参照してください。これらの場合でも、Retrospect はバックアップセットメディア上のすべてのファイルが読み取り可能であるかどうかをチェックします。

実行が完了しても、自動環境設定どおりに Retrospect が終了、ログオフ、再起動、システム終了しない。

Retrospect が終了、ログオフ、再起動、システム終了のいずれかの状態になるのは、自動実行モードで、なおかつ、先読み時間内(スケジュール環境設定を参照)に他の操作がスケジュールされていない場合だけです。

基本動作を起動すると自動的に対話モードになり、スクリプトを起動すると自動実行モードになります。Retrospect がコピーしている間に、「制御」メニューを使ってモードを切り替えます。

Macintosh クライアントがバックアップ後にシステム終了しない。

Retrospect が Macintosh クライアントコンピュータをシステム終了するのは、以下の 4 つの条件をすべて満たす場合です。

  • 「終了時にシャットダウン」オプションがスクリプトのクライアントオプションでオン(デフォルト)になっている。
  • クライアントが「バックアップを待機中」というダイアログボックスを表示している。
  • クライアントに対して、先読み時間内(スケジュール環境設定を参照)に別のバックアップがスケジュールされていない。

Retrospect が特定のクライアントボリュームをバックアップしない。

バックアップスクリプトが元ボリュームを含んでいることを確認します。

クライアントボリュームがプライベートに指定(アクセス制御環境設定を参照)されていないことを確認します。

クライアントコンピュータで使用するためにクライアントボリュームがマウントされていることを確認します。Mac OS では、ボリュームアイコンがデスクトップ上にあります。Windows では、ドライブ文字にアクセスできます。

元ボリュームとして特定のクライアントボリュームではなくクライアントコンテナを使用して、クライアントに接続されたすべてのボリュームを選択します。次に、「設定」>「クライアント」に進み、問題のクライアントのプロパティで、プロパティウィンドウの「ボリューム」タブをクリックし、リストボックスから「クライアントデスクトップ」を選択します。

クライアントコンテナの使い方については、クライアントの設定を参照してください。

バックアップ中にクライアントがクラッシュする。

Proactive Backup のトラブル

ドライブにメディアが存在しているのに、Proactive Backup は「メディア」を要求している。

Proactive Backup は、元ボリュームをバックアップするために特定のメディアメンバーが必要であると報告しています。さらに多くのメディアを必要としているバックアップセットを特定するには、Proactive Backup の状況ウインドウで「バックアップセット」タブをクリックし、「メディア」という状況が表示されているバックアップセットを探します。

メディアを必要としているバックアップセットにまだ一度もバックアップしたことがない場合は、新規のメディアや消去されたメディアを使用できます。Proactive Backup を停止し、「設定」>「デバイス」を使用して、必要なメディアを消去し、Proactive Backup を再起動します。

それでも Proactive Backup がメディアを受け付けない理由を特定できない場合は、「バックアップ」> 「バックアップ」を使用して、該当するバックアップセットにバックアップを開始します。要求しているメディアを示すウィンドウが表示されます。

Proactive Backup がバックアップを完了しても、Retrospect が終了しない。

Proactive Backup は継続的に実行するように最適化されています。実行予定の別のスクリプトがあれば、Proactive Backup が実行中でも、予定時刻になるとそれらのスクリプトが起動されます。

Proactive Backup の実行時間を限定 (たとえば、毎日 7:00 A.M. ~ 7:00 P.M. まで)すれば、バックアップサーバの停止時刻後に Proactive Backup に影響を与えずに Retrospect を正常に終了できます。次のスクリプトを起動するようにスケジュールされている場合は、Retrospect が自動的に起動されます。

Retrospect Client コントロールパネルの「Proactive Backup のスケジュール」に「できるだけ早く」が設定されているのに、クライアントのバックアップはすぐに実行されなかった。

「できるだけ早く」環境設定では、クライアントは Proactive Backup からのポーリングを待機するだけであり、クライアントが自らサーバに連絡することはありません。一方、Proactive Backup は他の元ボリュームのバックアップや他のクライアントのポーリングに時間を取られていたり、スケジュールに従って動作していないことさえあります。Retrospect は「できるだけ早く」に設定されたクライアントをポーリングするときに、クライアントのバックアップを実行します。

詳しくは、早期バックアップを許可を参照してください。

復元のトラブル

復元を開始するには、まず復元の元となるバックアップセットを選択します。Retrospect はその後、ファイルの保存先となるボリュームの選択、ファイルの照合または選択、メディア要求、コピー、必要に応じてアクセス権の設定という段階をふみます。

バックアップセットの選択に問題がある。

目的のバックアップセットがリストに表示されない場合は、「更に」ボタンをクリックします。バックアップセットのカタログが利用できる場合は、「開く」をクリックします。カタログをメディアから再作成する場合は、「再作成」をクリックします。

バックアップセットの選択後に、「カタログファイルのチェックサム」エラーが表示された場合は、エラー -641(チェックサムが一致していません)を参照してください。

復元の元となるメディアが、「バックアップセット選択」ウィンドウに表示されない。

ハードドライブ内のバックアップセットに対応するカタログファイルを Windows エクスプローラで検索します。対象のカタログファイルには、Retrospect の「記憶装置」ウィンドウに表示されたメディアと同じ名前が付いています。たとえば、テープの名前が「1-Backup」の場合は、「Backup」というカタログファイルを検索します。そのカタログファイルをダブルクリックして、カタログの位置を Retrospect に認識させます。

ハードドライブ上にカタログファイルが見つからない場合は、「ツール」>「カタログの修復」をクリックし、カタログを再作成する機能(カタログの再作成を参照)を選択します。

復元したいファイルが見つからない。

「ファイルを復元」を選択した場合は、選択したスナップショットが目的のボリュームに対応していることを確認します。デフォルトでは、選択したファイルのプレビューブラウザには、バックアップされたハードディスクと同じ順序で、ファイルやフォルダがアルファベット順に表示されます。目的のファイルが見つかったら、そのファイルをダブルクリックし、復元対象としてマークします。ファイルが見つからない場合は、「編集」メニューから「検索」を選択し、ファイル名やその他の属性などを使って検索します。アイコンは、バックアップセットのメンバーが失われていることを示しています。

ファイルの旧バージョンを復元する場合は、「復元」>「ファイルの検索」を使用します。指定したファイルまたはフォルダの名前を検索します。必要なら、「追加選択」をクリックして Retrospect のセレクタインターフェイスを使用しファイルの検索を行います。

復元セレクタの使い方を参照してください。

メディアから古いスナップショットを復元中に、利用可能なスナップショットが見つからないというメッセージが表示される。

以下の 2 つの原因が考えられます。

  • 「復元用に元スナップショットを保存」オプション(カタログファイル実行オプションを参照)をオフにした。
  • バックアップを完了前にキャンセルした。→ Retrospect はバックアップが完了してからボリュームにスナップショットを保存します。

挿入したメディアを Retrospect が拒否し、名前は正しいが作成日が違うというメッセージを表示する。

同名のメディアが 複数あることを意味しています。これは新しいメディアに書き替えバックアップを行い、その後で古いテープ、ディスク、CD/DVD に復元を行ったときに発生します。可能な場合は、正しいメディアを探して復元を行ってください。

他のメディアを試し、使用中のカタログと一致するものがあるかどうかをチェックします。

目的のファイルが保存されているメディアが確実にわかっている場合は、そのカタログを再構築します。「ツール」>「カタログの修復」をクリックし、適切な修復機能を選択してカタログを再作成します。詳しくは、カタログの再作成を参照してください。

復元のコピー中にディスク容量が限界に達した。

復元先のボリュームに、ファイルを復元するための容量が十分にないことを示します。ファイルを移動または削除して容量を増やすか、復元するファイルの数を少なくします。圧縮ユーティリティを使用したボリュームを復元する場合は、バッチモードでファイルを復元します。さらに、復元バッチ間で圧縮ユーティリティを使い、次のファイルバッチを保存できるように圧縮します。

復元後に、NTFS セキュリティ許可が設定されていない。

スナップショットを使用して復元し、セキュリティ情報をコピーするためのオプションをオンにしておく必要があります。Windows セキュリティオプションフルバックアップからの復元を参照してください。

復元後、Mac OS ファイル共有アクセス権が設定されない。

Mac OS X で、動作中のシステムボリューム以外のボリュームに復元する場合は、そのボリュームについて、事前に Finder の「情報を見る」を使用してください。情報ウィンドウの「アクセス権」を選択して、「このボリューム上のアクセス権を無視する」オプションをオフにしてください。

詳しくは、Mac OS ファイルサーバの復元を参照してください。

Macintosh の新しいハードディスクへの復元後、デスクトップ上のボリュームアイコンが正しく表示されない。→この現象はよく起こります。

コンピュータを再起動します。

復元後に、Macintosh クライアントのサブボリューム定義が不正になる。

多数のフォルダの復元操作を行った後に、サブボリューム定義が識別し直される場合があります。サブボリュームは不正なフォルダと関連付けられたために、Retrospect のボリューム選択ウインドウとブラウザで不正な名前を持つ場合があります。この原因は、フォルダの非表示のディレクトリ識別番号を処理しなかったためです。

この問題は稀に発生しますが、これを防ぐには、宛先ボリュームを消去するかフォーマットしてから、Retrospect の「ボリューム全体を復元」機能を使用してください。サブボリュームの誤りを回避するには、大規模な復元操作(ディスク全体の復元など)を行った後にすべてのサブボリュームの名前や正しさを確認します。ボリューム全体の復元を行った後に、ボリューム上の各サブボリュームを再定義する必要があります。

データの検索やクライアントへのデータの復元が実行できない。

以下の手順に従います。

  1. クライアントへのアクセスを試します。クライアントデータベースからクライアントを選択したら、ツールバーから「プロパティ」をクリックします。「更新」ボタンをクリックし、Retrospect がクライアントに接続できることを確認します。
  2. 「設定」>「ボリューム」に進み、データの復元先のボリュームを選択し、ツールバーから「プロパティ」をクリックします。復元するファイルを格納するための空き容量がボリュームに十分にあることを確認し、属性の行にロック記号が表示されていないことを確認します。属性の行が表示されていなければ、ボリュームはロックされていません。

データの復元先のボリュームがロックされていないことと、十分な空き容量があることを確認したのに、復元が正常に実行されない場合は、「障害発生時の復旧」を参照してください。

FireWire および USB デバイスのトラブル

FireWire または USB デバイスはさまざまなトラブルが原因で問題が発生します。

ハードウェアのトラブル

  • デバイスを分離します。チェーン上の別のデバイスがバックアップ機器の通信を妨害する場合があります。ご使用のバックアップデバイスを、ハブや別の FireWire/USB デバイスを経由してコンピュータに接続している場合は、そのバックアップデバイスを取り外し、コンピュータのポートに直接つないでみます。既にコンピュータに直接つないでいる場合は、ポートを変更してみてください。問題が引き続き発生した場合、他のデバイスを接続せずに、以下の項目を確認します。
  • ケーブルが損傷している可能性があります。コンピュータとデバイスを接続しているケーブルを交換してみます。
  • コンピュータのシステム基板または FireWire/USB アダプタに問題が発生した可能性があります。可能であれば、Retrospect を別のコンピュータにインストールして、そのデバイスだけを試してみます。

メディアのトラブル

  • メディアの損傷や欠陥による問題かどうかを確認するため、新しいメディアを試してみます。できるだけ、別のメーカーのメディアを使用してみます。メディアのメーカーによってドライブに問題が起こる場合があります。ご使用のドライブで推奨されるメディアのメーカーについては、ドライブのメーカーの対応表を確認してください。
  • テープドライブをご使用の場合、クリーニングカートリッジを使用してヘッドを清掃します。

ファームウェア/ソフトウェアのトラブル

  • ご使用のコンピュータについて、USB または FireWire ファームウェアが最新のものに更新されていることを確認します。ハードウェアのメーカーは、USB または FireWire の問題を解決するために、ファームウェアのアップデートをリリースしています。アップデートについては、メーカーの Web サイトを検索してください。Retrospect は、「デバイス状況」(または「環境」)ウィンドウのバージョン欄に、使用しているドライブの最新のファームウェアを表示します。Retrospect Web サイトには、ファームウェアのバージョンに関連した問題について確認済みの問題が記載されています。
  • FireWire および USB アダプタドライバを更新または再インストールします。ドライバが損傷していると、発見しにくい問題となる可能性があります。メーカーの Web サイトから更新するドライバを確認します。
  • バックアップソフトウェアがデバイス用にインストールしたドライバを含め、ご使用のコンピュータから他のサードパーティのバックアップソフトウェアを完全にアンインストールします。

新しいメディアに関して記載されたすべての問題を調べ、それでもエラーが発生する場合は、バックアップデバイス自身が損傷している可能性があります。さらに診断やテストを行うか、修理や交換を行うかについて、ご使用のドライブのメーカーに相談してください。

SCSI のトラブル

SCSI チェーンが正しく設定されていないと、通信エラーが発生し、コピー操作中にデータが破損したり、システムに障害が発生したりする可能性があります。SCSI のトラブルが発生した場合は、以下のアドバイスに従ってください。

また、USB/USB 2.0/USB 3.0や、ご使用の SCSI カードのユーザガイド、デバイスのマニュアルも参照してください。

SCSI バスに通信エラーが発生した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

  • ファイル「Tech Note」:データオフセット 3,253 で比較できませんでした。
  • 読み取りトラブル:"1-Office Backup 2" (0), エラー -102(通信トラブル)
  • 書き込みトラブル:"1-Macbeth" (0), エラー -205(保存メディアへのアクセスが失われました)

上記のようなエラーは、SCSI の設定ミスが原因と考えられます。ターミネータ(終端)、特定のデバイス、ケーブルの接続、デバイスの順序などに問題があります。SCSI バス通信エラーの最も一般的な原因は、ターミネータの問題か SCSI ケーブルの不良です。ターミネータを変更する、パワーターミネータを使用する、ケーブルを変更する、SCSI チェーン上のデバイスを分離する、デバイスを別のコンピュータに移動する、などを試してください。テープドライブの場合、ドライブのヘッドを清掃し、それでも効果がなければ、別のテープを試します。

ターミネーション

終端の一般的ルールは、1 つの SCSI バスに 2 つのターミネータのみを使い、バスの両端を終端するということです。SCSI バス上のデバイスが 1 台しかない場合は、SCSI カードが内蔵のターミネータを持つため、ターミネータは 1 つですみます。また、SCSI 周辺装置の中には、ターミネータが内蔵されているものがあります。これは、SCSI チェーンの末端におかなければなりません。

特殊なターミネーションの条件については、ハードウェアのユーザガイドを参照してください。

SCSI ケーブル

SCSI ケーブルの接続不良や、ケーブルのゆるみも、通信エラーの原因です。すべてのケーブルをチェックし、各コネクタがきちんと接続されていることを確認します。SCSI バスの総延長は、6 メートルを超えないようにします。なるべく 30 ~ 100 センチの短いケーブルを使用し、180 センチ以上のものは使用しないでください。

デバイスの順番と競合

デバイスの順番ミスと競合によるエラーを防ぐには、まず各デバイスに固有の SCSI アドレスが割り当てられていることを確認します。デバイスの SCSI アドレスをチェックするには、「設定」>「デバイス」をクリックします。次に、「環境」タブをクリックすると、すべてのデバイスが表示されます。今後の参考のために、このウィンドウを印刷しておいてください。正しく接続され、電源も入っているデバイスが表示されないなどの問題が発生した場合は、SCSI デバイスの順番を変更するか、不要なデバイスを一時的に取り外します。さらに、各デバイスに固有の SCSI ID が割り当てられていることを確認します。

スキャナやリムーバブルディスクドライブなど、一部のデバイスの中には、特に電源をオフにしたときに SCSI バスの通信障害の原因となるものがあります。SCSI の通信エラーが発生した場合は、コンピュータを使用するときに、すべての SCSI デバイスがオンになっていることを確認します。SCSI の通信エラーが発生しなくても、コンピュータを起動する前に、すべての SCSI 周辺装置をオンにしておくことをお勧めします。また、コンピュータをシャットダウンするまでは、SCSI デバイスのスイッチを切らないようにしてください。

未解決の SCSI トラブル

すべてが正しく SCSI チェーンに設定されているのに、まだ SCSI には予測できないエラーがあります。このようなエラーは、SCSI の「ルール」に従っているため、理論的には起こるはずがない類のものです。SCSI でこのような予測不能なエラーが起きた場合は、チェーン上のデバイスの再配置、ターミネータの変更、新しい ID の割り当て、または SCSI ケーブルの交換を行う必要があります。短いケーブルは長いケーブルよりも問題が発生する可能性が低くなります。SCSI は、理論的には十分に定義されたルールと期待される結果を持ちますが、実際には、予期しないことが起こる場合があります。

ネットワークのトラブルシューティングのテクニック

テストと Ping による TCP/IP 通信の確認

ネットワーク状況ウインドウの「テスト」ボタンを使用して、Retrospect が TCP/IP を経由してネットワーク上のコンピュータに接続し、クライアントソフトウェアと通信できることを確認します。「テスト」をクリックし、IP アドレス、DNS 名、または WINS 名を入力します。Retrospect がエラー –541 を表示した場合、それは入力したアドレスのコンピュータに接続したが、クライアントソフトウェアが応答しなかったことを示します。エラー –530 は、Retrospect がコンピュータに接続できなかったことを示します。別のエラーがネットワークと TCP/IP の設定トラブルを示す場合があります。そのような場合は、別のコンピュータからバックアップコンピュータとクライアントコンピュータを ping し、TCP/IP と通信しているかどうかを確認します。

TCP/IP を設定した Windows コンピュータには内蔵の ping コマンドがあります。ネットワーク上の TCP/IP Windows コンピュータから、MS-DOS のコマンドプロンプトに進み、ここから「ping」に続いて空白と IP アドレスを入力します。

Mac OS X では、「Network Utility」
(/Applications/Utilities に配置)の「Ping」タブをクリックします。

問題となっているクライアントコンピュータから IP ping ユーティリティを使用して、まずバックアップコンピュータの IP アドレスを ping します。応答により、ping 先のコンピュータの TCP/IP 設定が正常に動作していることがわかります。応答がタイムアウトになったり、到達不能であると報告したりする場合は、TCP/IP 設定、ネットワークインターフェイスのハードウェア、またはネットワーク自身に問題があります。

バックアップコンピュータへの ping が正常に終了する場合は、そのバックアップコンピュータか別のコンピュータを使用して、問題となっているクライアントコンピュータの IP アドレスを ping します。

ネットワークのトラブルシューティング

Retrospect やクライアントでネットワークに問題がある場合は、まずエラーのパターンを特定します。問題が 1 台のクライアントで起こる場合は、そのコンピュータを調べることからトラブルシューティングを始めます。問題が複数のクライアントコンピュータで起こる場合は、それらのコンピュータが共通のハブ、ルーター、ブリッジ、ゲートウェイを共有しているかどうかを調べます。修理や交換が必要なネットワーク部品を特定できる場合があります。複数のクライアントコンピュータで発生するエラーのパターンを特定できない場合は、バックアップコンピュータのネットワークハードウェアをトラブルシューティングします。

Q &A

この項では、Retrospect クライアントのセットアップおよび設定、ローカルおよびネットワーク上のファイルのバックアップ、バックアップセット、カタログ、デバイス、メディアについての一般的な質問に答えます。

クライアントのセットアップに関する質問

クライアントに直接アクセスするためにクライアントの IP アドレスを特定する方法は?

特定方法は、オペレーティングシステムとクライアントコンピュータの設定方法によって異なります。クライアントが静的 IP アドレスを持つ場合は、その IP アドレスをダイレクトアクセス方式で使用できます。一方、クライアントが DHCP サーバから動的 IP アドレスを自動的に取得する場合は、ダイレクトアクセス方式を使用しないことをお勧めします。動的 IP アドレスは後で変更されることがあり、動的 IP アドレスを直接追加した場合に、Retrospect がその IP アドレスで異なるマシンを特定することがあります。代わりに、マルチキャストまたはサブネットブロードキャストを使用する必要があります。

以下に、コンピュータの IP アドレスを特定する方法とその IP アドレスが静的か動的かを判定する方法を示します。

Mac OS:クライアント上で やそれより古いバージョンの場合)かネットワークの環境設定(Mac OS X の場合)を開きます。コンピュータが現在使用している「IP アドレス」が表示されます。IP アドレスの上部には「設定」ポップアップメニューがあります。「DHCP サーバを使用」と表示されている場合は、動的アドレスになります。「手動」と表示されている場合は、静的アドレスになります。

Windows:DOS プロンプトを開き、「IPconfig -All」と入力すると、完全な IP 設定情報が表示されます。

すべての Windows システム:IP 設定情報には、コンピュータが現在使用している IP アドレスが表示されます。IP 設定情報には、コンピュータが DHCP サーバを使用しているかどうかも表示されます。コンピュータが DHCP サーバを使用している場合は、さらに自動取得された IP アドレスのリース日も表示されます。設定情報に DHCP サーバやリースに関する情報が表示されない場合は、IP アドレスは手動で指定された静的アドレスになります。

クライアントの設定に関する質問

クライアントの名前を変更する方法は?

クライアントの名前は、バックアップコンピュータから最初にクライアントにアクセスするときに指定します。

すでにログインしているクライアントの名前を変更する場合は、「設定」>「クライアント」をクリックし、名前を変更するクライアントをダブルクリックし、クライアントのプロパティウィンドウの「ツール」タブをクリックします。「名前を変える」ボタンをクリックして新しい名前を入力します。

名前の変更は既にバックアップされているファイルには影響しないので、それらのファイルは古いクライアント名のままで保存されています。新しいファイルやスナップショットは新しいクライアント名で保存されます。

パスワードを忘れたときにクライアントをログインする方法は?

クライアントソフトウェアをアンインストールする必要があります。アンインストール後、コンピュータを再起動してクライアントソフトウェアを再インストールし、新しいパスワードを設定します。

「削除...」で間違って削除したクライアントボリュームを元に戻す方法は?

クライアントのボリュームを削除しても、そのクライアントを設定することによって、削除したボリュームを Retrospect のボリュームリストに戻すことができます(クライアントの設定を参照)。必要に応じて、そのボリュームを該当するスクリプトに追加することも忘れないでください。

バックアップに関する質問

ハードディスクドライブにバックアップする方法は?

ディスクバックアップセットまたはファイルバックアップセットを使用して、ハードディスクに保存します。バックアップセットの内容と構成要素ハードディスクドライブを参照してください。

Snap Server や NAS にバックアップする方法は?バックアップデバイスとして使用できるか?

Retrospect では、様々な方法で NAS デバイスを利用できます。NAS デバイス上で Retrospect アプリケーションや Retrospect クライアントを実行できます。または、ファイルまたはディスクバックアップセットのデータの保存先として NAS デバイスを使用することができます。

詳しくは、Network Attached Storage(NAS)デバイスを参照してください。

修正したファイルだけをバックアップするには?

これは Retrospect によって自動的に行われます。最初のバックアップでは、選択したすべてのファイルがコピーされます。その後の標準バックアップでは、選択したファイルのうち、新規ファイルか修正したファイルだけがコピーされます。

すべてをバックアップするか、差分バックアップかを指定するには?

Retrospect はデフォルトで Progressive バックアップを行い、新規ファイルか修正されたファイルだけをバックアップします。この動作は、バックアップ操作を設定することによって変更できます。詳しくは、バックアップ動作を参照してください。

バックアップ動作を設定するには、以下のように複数の方法があります。

同一のテープ、ディスク、CD/DVD に、複数のボリュームをバックアップするには?

宛先ボリュームとして、1 つのバックアップセットだけを使用します。全ボリュームを一度にバックアップするには、「ソース選択」ウィンドウで目的のボリュームを選択します。連続していない複数ボリュームを選択するには Control キーを使い、連続したボリュームの範囲を指定するには、Shift キーを使います。バックアップを実行すると、選択したボリュームが順次バックアップされます。

その後でも、同じバックアップセットに他のボリュームの標準バックアップを行うことができます。メディア容量の限度まで、選択したボリュームがメディアに追加されます。

バックアップをすぐに開始する方法は?

まず、Retrospect でスクリプトを作成し、そのスクリプトの起動書類(起動書類を作成するにはを参照)を保存します。起動書類を使用して、Windows エクスプローラからそのスクリプトを直接開始します。

属性からファイルを選択するには?

セレクタを使い、バックアップするファイルを特定します。セレクタでは、サイズ、種類、日付など多様な属性によってファイルを実行の対象に含めたり、除外したりすることができます。詳しくは、セレクタの使い方を参照してください。

ネットワークバックアップに関する質問

昨夜何をバックアップしたかを確認する方法は? Proactive Backup によってすべてがバックアップされたかを確認する方法は?

「バックアップレポート」には、各ボリューム毎にバックアップ操作の概要が表示されます。このレポートを表示するには、「レポート」>「バックアップレポート」をクリックします。詳しくは、バックアップレポートの表示を参照してください。

「操作ログ」には、バックアップされたボリューム、コピーされたデータ量、バックアップが正常に完了したかどうかなどが日時毎に表示されます。このログを表示するには、「レポート」>「操作ログ」をクリックします。ログでは、発生したエラーも表示されます。詳しくは、操作ログの表示を参照してください。

最新のバックアップファイルを表示するには、「レポート」>「セッションの内容」をクリックします。「内容レポート」ウィンドウの上部のリストから、該当するバックアップセットを選択し、下部のリストからセッションを選択したら、「参照」をクリックします。ブラウザウィンドウには、ファイルがバックアップされた順番に表示されます。詳しくは、セッションの内容の表示を参照してください。

特定のバックアップ時点での特定ボリュームにあるすべてのファイルを確認するには、バックアップアセットのプロパティで「スナップショット」タブを表示します。詳しくは、「スナップショット」タブを参照してください。

複数のバックアップコンピュータを同一のネットワークで同時に実行できるか?

問題なく実行できます。ただし、データを同時に転送すると、バックアップのパフォーマンスが両方とも低下します。それぞれが物理的に異なるネットワークセグメントでバックアップする場合は、1 つのセグメントのトラフィックが別のセグメントに影響することはありません。

異なるネットワークセグメント上のコンピュータをバックアップコンピュータにするには?

新しいバックアップコンピュータへの移動については、Retrospect の移動を参照してください。

バックアップコンピュータで複数のネットワークカードを使用する方法は?

Retrospect Multi Server では、ネットワークのバックボーンを通過せずに複数のサブネットからすべてのクライアントにアクセスすることができます。個々のネットワークセグメントにネットワークインターフェイスカードを接続し、Retrospect Multi Server の高度なネットワーク機能(高度なネットワークを参照)を使用してそれぞれのカード/サブネットの組み合わせに個別のインターフェイスを設定します。

Retrospect のネットワークのポート番号は?

Retrospect は既知のポート番号 497 を使用します。このポート番号は、Internet Assigned Number Authority(IANA)によって、TCP と UDP の両方に割り当てられます。

1 台のバックアップコンピュータで何台のクライアントコンピュータをバックアップできるか?

1 台のバックアップコンピュータからアクセスできるクライアントの数に、制限はありません。この場合、数はあまり問題ではなく、むしろリソースが問題となります。より高速のバックアップコンピュータ、高容量メディアを搭載したより高速のバックアップデバイス、より多くのバックアップ時間、これらが揃えば、より多くのクライアントをバックアップすることができます。

バックアップコンピュータが予定時間内にバックアップを完了しない場合、またはボリュームのバックアップ回数を増やしたい場合は、高速のバックアップコンピュータや高速のバックアップデバイスが必要になることがあります。

ネットワークのバックアップに時間がかかる理由は?

バックアップ速度を概算するためのガイドラインなどバックアップのパフォーマンスについては、ネットワークバックアップのガイドラインバックアップコンピュータの選択を参照してください。

バックアップが突然遅くなったり、同様の設定であるにもかかわらず特定のクライアントのバックアップだけが他のクライアントよりも遅くなったりする場合は、何か問題があると考えられます。以下の点に問題があると考えられます。

• バックアップ時のバックアップコンピュータとクライアントコンピュータの活動量。

どちらかのコンピュータで動作している他のアプリケーション(ウィルスチェックソフトウェアなど)が、Retrospect の処理能力を奪っています。パフォーマンスを最適にするために、バックアップコンピュータで実行するアプリケーションを Retrospect だけにしてバックアップを試します。

• コピーするデータ量。

書き替えバックアップは、Progressive バックアップよりも高いパフォーマンス値を示す傾向にあります。Retrospect は、バックアップするデータ量とは関係なく、バックアップごとにボリューム全体の確認に時間をかけてバックアップするファイルを特定する必要があります。バックアップの合計時間に占めるこのオーバヘッド時間の割合は、大量データ(置き換えバックアップの場合または標準バックアップで空の新規バックアップセットを使用する場合)よりも少量データ(Progressive バックアップ)の方が高くなります。そのため、少量データのバックアップが、大量データのバックアップよりもパフォーマンス時間が遅くなることがあります。

Ethernet ネットワークを経由するクライアントのバックアップのサンプル値 で、 いくつかのバックアップのサンプルデータを示します。書き替えバックアップのパフォーマンス値は、同一クライアントに対する初回以降のバックアップよりもかなり高くなります。これは、実際にバックアップするデータ量に対してオーバヘッド時間の割合が低くなるためです。

• バックアップセットを使用したセッションの合計数。

生成されるセッション数が多くなると、Retrospect がセッションを照合してバックアップするファイルを特定するための時間がかかるようになります。バックアップセットを書き替えバックアップで定期的にリセットするか、新規バックアップセット バックアップで新規メディアをローテーションに追加することで、バックアップセットのセッション数を制限します。これにより、バックアップと復元の両方の操作がスピードアップします。

• ファイル共有。

ファイル共有は、クライアントとバックアップコンピュータの両方でのコピー速度を遅くします。ファイル共有を使用しない場合はオフにすると、ネットワークパフォーマンスの最適化に役立ちます。

• ネットワークセグメント経由のバックアップ。

バックアップコンピュータとクライアントがブリッジやルーターで接続された、物理的に異なる 2 つのネットワークに別々に存在すると、マシンからマシンへのデータの転送速度が遅くなることがあります。ネットワークの相対的な活動やパフォーマンスに関して 2 つのネットワークに著しい差異があると、バックアップのパフォーマンスも影響を受けます。「設定」>「クライアント」からプロパティを使用して、バックアップコンピュータとクライアント間の接続速度を確認できます。エコー時間が標準的な環境よりも高い(たとえば、常時 0.3 より上)場合や、パフォーマンス値(KB/秒)が標準よりも低い場合は、ネットワーク問題がバックアップ速度に影響している可能性があります。プロパティを使用して、さまざまなクライアントコンピュータのパフォーマンス値を表示し、パフォーマンス値を比較することで、ネットワークパフォーマンスの現在のレベルを確認します。

• バックアップコンピュータやクライアントコンピュータのパフォーマンス。

どちらのマシンに問題があってもバックアップ速度に影響します。特に、ハードドライブの断片化、SCSI バスの問題、ネットワークの問題をチェックする必要があります。

• バックアップコンピュータの速度。

コンピュータの各モデルが搭載するさまざまなクロック速度の CPU により、タスクの処理速度が決定されます。たとえば、相対的に Pentium は低速で、Pentium III は高速です。次に、同系統の CPU でも、その性能はクロックサイクル(MHz)によって異なります。最後に、SCSI バスの速度は拡張カード間で異なるため、各モデルによる SCSI バス経由のデータの転送速度は影響を受けます。バックアップで最適なパフォーマンスを達成するには、比較的高速なコンピュータで Retrospect を実行することです。

• 暗号化やソフトウェア圧縮の使用。

可能であれば、バックアップメディアに暗号化を使用することや、クライアントコンピュータにリンク暗号化を使用することは避けるようにします。バックアップコンピュータで暗号化を使用する場合は、処理能力を追加して、バックアップパフォーマンスの低下を防ぐ必要があります。ご使用のテープドライブがハードウェア圧縮機能を内蔵している場合は、ソフトウェア圧縮よりも高速に動作するハードウェア圧縮を優先的に使用します。バックアップ速度はテープの容量に影響するため、ハードウェア圧縮を使用すると、より多くのデータをテープに保存することもできます。

クライアントの実行オプションで実際的な最低速度を決定する方法は?

クライアントデータベースウィンドウから、いくつかのクライアントのプロパティを参照します。1 分ほど、各クライアントの速度を観察してください。

バックアップの完了時に Windows クライアントコンピュータをシステム終了できるか?

いいえ。たいていの PC はハードウェアスイッチを使用して電源を切る必要があるため、Windows の Retrospect クライアントソフトウェアはソフトウェアのシステム終了をサポートしていません。

ある Windows コンピュータのシステムを別の Windows コンピュータに複製できるか?

複製はできません。Windows コンピュータの情報は、大半がそのコンピュータに固有なものであるからです。それぞれのカード、周辺機器、ソフトウェアプログラムには固有の設定が必要であり、たとえ、モデルや構成が同一でも、固有の設定を別の PC に引き継ぐことはできません。

クライアントを最新バージョンにアップグレードする必要があるか?

Retrospect, Inc. では、クライアントで最新バージョンの Retrospect をご使用の場合は、最新バージョンの Retrospect クライアントソフトウェアをお勧めします。

操作が予定されていない夜間に、Macintosh クライアントで「バックアップを待機中」ダイアログボックスを表示させないようにする方法は?

Retrospect クライアントコントロールパネルには、操作の実行が予定されている日時を知る手段がありません。そのため、Retrospect クライアントコントロールパネルの環境設定ダイアログボックスで「バックアップを待機中」を表示するオプションがオンになっていると、常にシステム終了を待機することになります。操作の実行が毎晩でない場合に、「バックアップを待機中」ダイアログボックスを表示させない方法はいくつかあります。

「ファイルなし」セレクタを使用してスクリプトを作成し、そのスクリプトをバックアップが予定されていない夜間に実行するようにスケジュールします。Retrospect はスクリプトの Macintosh 用元ボリュームをシステム終了します。

ユーザが退社するときに、「バックアップを待機中」ダイアログボックスで「システム終了」ボタンをクリックする必要があるのはいつの日かをユーザに伝えます。

各ユーザの Macintosh で、Retrospect クライアントコントロールパネルの「システム終了待ち」環境設定をオフにします。夜間に Macintosh コンピュータをオンにしておく日をユーザに伝えます。画面の焼き付きを防ぐためにモニタの明るさを下げるか、モニタの電源をオフにすることを忘れないでください。

復元に関する質問

ファイルをいくつか復元したはずなのに、それらがどこに存在するのかわからない。

復元元のバックアップセットと同じ名前のフォルダがハードディスクのルートレベルにあります。

空のフォルダを復元するには?

空のフォルダも復元可能です。「ファイルのみ復元」オプションをオフ(他のオプションは任意)に設定し、「ボリューム全体>を復元」を選択してスナップショットから復元すれば、空のフォルダも復元されます。

1 つのバックアップスクリプトでバックアップした複数のボリュームを、すべて一度に復元するには?

復元したい最初のスナップショットに関する復元スクリプトを作成し、そのスクリプトのスケジュールを設定します。このスクリプトを複製します。最初のスクリプトのコピーを編集し、復元する次のスナップショットを反映するように、元ボリュームと宛先ボリュームを変更します。復元したいボリュームごとに、この処理を繰り返します。Retrospect は、指定した時刻から、スクリプト名のアルファベット順に各スクリプトを実行します。

バックアップセットとカタログに関する質問

「削除」でカタログを削除してしまったら?

Retrospect のリスト内で、「削除」を選択してバックアップセットのカタログを削除しても、カタログファイルをゴミ箱にドラッグするまではハードディスクに残っています。誤ってカタログを削除した場合は、Retrospect か Windows エクスプローラからカタログファイルを開くことができます。カタログを「削除」してしまったら、そのバックアップセットをスクリプトに再び追加する必要があります。カタログを削除すると、バックアップセットも削除されるからです。

カタログを紛失してしまったら?

削除、破損、紛失したバックアップセットカタログは、バックアップセットの最後のメンバーをスキャンして再作成することができます。詳しくは、カタログの再作成を参照してください。

「Fast Catalog File Rebuild」オプションがオフであった場合、Retrospect はバックアップセットのすべてのメンバーをスキャンする必要があります。このときバックアップセットのデータが大量であると、カタログの再作成に時間がかかることがあります。

バックアップセットからファイルを削除するには?

ほとんどの記憶装置は、バックアップセットからファイルを削除できないようになっています。バックアップセットから選択したファイルだけを保存したい場合は、Retrospect のバックアップセット転送操作を使用して、選択したファイルを別のバックアップセットにコピーできます。詳しくは、バックアップセット転送を参照してください。

バックアップセットの名前を変更するには?

Retrospect には、バックアップセットの名称を変更する機能はありません。ただし、ファイルバックアップセットの名称は、Windows エクスプローラで変更することができます。その他の種類のバックアップセットの名称は変更できません。バックアップセットの名前を変更した場合は、そのファイルバックアップセットを開いて、変更後の名前を Retrospect に認識させる必要があります。

1 つのテープ、ディスク、CD/DVD に、複数のバックアップセットを保存できるか?

1 つのテープや CD/DVD に、複数のバックアップセットを保存することはできません。しかし、1 つのディスクに複数のファイルバックアップセットやディスクバックアップセットを保存することはできます。バックアップセットにリムーバブルメディアを追加すると、メディア全体が Retrospect のバックアップセットとして使われます。

ただし、1 つのバックアップセットに複数のボリュームをバックアップすることは可能です。

カタログファイルを管理する最もよい方法は?

カタログファイルは通常、10,000 個のバックアップファイルに対して 4 MB の容量になります。使用頻度の高いカタログは、ハードディスクに保存しておくとよいでしょう。ハードディスクの容量が不十分な場合は、次の方法もあります。

  • 使用頻度の少ないカタログは、ファイルサーバに保存する。
  • 古いカタログは、対応するバックアップセットにアーカイブする。
  • カタログを圧縮する。詳しくは、バックアップセットの設定を参照してください。

カタログファイルの破損に備えて、それらを複製しておくことをお勧めします。

コンピュータ間でテープドライブを移動してバックアップする場合と同じ効果を得るための最善の方法は?

ワークステーションごとに違うテープを使わない限り、コンピュータ毎に別のバックアップセットを作成する必要はありません。各コンピュータで 1 つのバックアップセットを兼用する場合、ワークステーションごとに書き替えバックアップを実行してはいけません。標準バックアップだけを行ってください。メディアをローテーションする場合は、新規バックアップセット バックアップを行います。

バックアップ後は、バックアップセットカタログをサーバまたはリムーバブルディスクにコピーし、ドライブを別のコンピュータに移動した時点で、そのハードディスクにカタログをコピーします。Retrospect のカタログ圧縮オプション(「オプション」タブを参照)を使用すると、カタログをできるだけ少量で保存することができます。

別の方法としては、各コンピュータからアクセスできるサーバに、カタログを保存しておきます。また、すべてのコンピュータがネットワークで接続されている場合は、Retrospect クライアントを購入すると手間が省けます。クライアント当たり 30 ドル未満の場合、Retrospect クライアントソフトを利用すると、バックアップデバイスを移動することなく、Windows と Mac OS コンピュータをネットワーク経由でバックアップすることができます。

時間と容量を節約するためにスナップショットを保存しない場合の結果は?

「復元用に元スナップショットを保存」オプション(カタログファイル実行オプションを参照)をオフにすると、ボリュームのフォルダ階層の表示や復元が困難になります。

スナップショットが存在しない場合は、以下のことが不可能になります。

  • たとえば、クラッシュ後に、バックアップ時点の正確な状態にボリュームを復元
  • Windows レジストリ(ディスク全体の復元時に必要)の復元
  • NTFS セキュリティ情報復元
  • 空のフォルダの復元
  • 復元するボリュームバックアップの参照

ファイルを復元することが必要になった場合には、どのファイルを回復するべきかを決めるために、セレクタを使用(または、階層がない「フラットファイル」を参照)する必要があります。これには時間がかかります。

デバイスとメディアに関する質問

ID を認識しない

旧バージョンの Retrospect からアップグレードした場合、これまで ID を認識しない設定にしていたバックアップ デバイスが「ストレージ装置」ウィンドウに表示されます。 再度認識しないように設定するには、Retrospect のナビゲーション バーで [設定] > [デバイス] を選択します。 [ストレージ装置] ウィンドウで [環境] タブをクリックして、認識しない ID を選択した後、ウィンドウのツールバーの [ID を認識しない] ボタンをクリックします。 変更を反映させるには、Retrospect を一度終了してから再起動してください。

マウントされた記録型ディスク

Retrospect は、ディスクを Windows Explorer にマウントして、フロッピー ディスクのように使用するソフトウェア用にフォーマットされた記録型ディスク (CD-R、CD-RW、DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVR+R DL または DVD+RW ディスク) をサポートしていません。 また、ディスク マウント ソフトウェアと Retrospect が両方ともバックアップ コンピュータ上で実行されていると、コンフリクトが発生する場合があります。

Retrospect の実行中にディスク マウント ソフトウェアを使用するには:

  1. Retrospect を開きます。
  2. [設定] > [デバイス] を選択します。
  3. [環境] タブをクリックします。
  4. 記録型ディスク ドライブを右クリックし、[ID を確認しない]を選択します。
  5. Retrospect を閉じ、もう一度開きます。

ディスク マウント ソフトウェアの実行中に Retrospect を使用するには:

  1. ディスク ドライブが空であることを確認します。
  2. Retrospect を開き、ディスク ドライブ ID が [ID を確認する] に設定されていることを確認します([設定] > [デバイス] > [環境]を選択します)。
  3. 空のディスクまたは Retrospect ですでに使用したディスクを挿入します。 Retrospect がディスクを要求するまではディスク ドライブを空のままにしておいてかまいません。
  4. ディスク マウント ソフトウェアがディスクをフォーマットしようとしたら、すべてキャンセルします。

DAT テープの容量が、予想よりも早くなくなる理由は?

DDS-1 フォーマットを使用するドライブは、約 1.3 GB と 1.9 GB の圧縮されていないデータ容量に対して、それぞれ 60 メートルと 90 メートルのテープをサポートします。DDS-2 フォーマットを使用するドライブは、約 4 GB の圧縮されていないデータ容量に対して 120 メートルのテープをサポートします。DDS-3 フォーマットを使用するドライブは、約 12 GB の圧縮されていないデータ容量に対して 125 メートルのテープをサポートします。DDS-4 フォーマットを使用するドライブは、約 20 GB の圧縮されていないデータ容量に対して 150 メートルのテープをサポートします。

毎日使った場合で、理想的な容量より 30% 程度の減少が一般的です。

ハードウェア圧縮機能を持つドライブを使用すると、テープの容量を実質的に増やすことができます。圧縮によって節約できるテープの容量は、データが圧縮されやすいものかどうかで変わってきます。テキストは圧縮率が高く、アプリケーションは低くなります。

ネットワーク経由で少量のファイルやバックアップファイルを数多くバックアップすると、テープの実質的な容量も減少します。

Retrospect が新規テープを要求するのは、次の 3 つのうちのいずれかの場合です。

  • テープドライブの使用中に、テープの容量が限界になった場合。
  • テープへの書き込み中にエラーが発生した場合。→ログを開き、エラーが発生したかどうかを確認します。
  • バックアップセットの設定中に「スキップ」や「紛失」を選択したか、新規バックアップセット バックアップを実行した場合。

テープの残り容量を知るには?

Retrospect は、バックアップの管理を容易にするためにテープの残り容量を計算します。この残り容量を表示するには、「設定」>「バックアップセット」をクリックします。「バックアップセットの選択」ウィンドウで、目的のバックアップセットを選択し、「プロパティ」をクリックします。そのバックアップセットを構成するメンバーの残り容量をリストアップしたウインドウが表示されます。

残り容量は、Retrospect で新規メディアが必要になる時期を知る手段になります。算出された残り容量とは関係なく、テープが限界容量に達したことをテープドライブが報告するまで、Retrospect はメンバーを使用します。

多くのテープドライブでは、テープの容量を動的に報告しないため、Retrospect が算出する残容量は正確でない可能性があります。残容量の算出値を変更してテープの実際の容量と一致させる(独自の経験に基づく)には、「オプション」タブで説明されている「容量」ボタンを使用します。

今夜の自動実行によるバックアップ中に、テープまたはディスクの容量が限界になりそうな場合は?

使用中のバックアップセットのテープまたはディスクの残り容量が少なく、次のバックアップまでもたないと思われる場合は、新規メディアを使用するように指示することができます。

新しいメンバーをスキップするには、「オプション」タブで説明している「メディア制御」ボタンを使用してください。スキップするように設定すると、次にファイルがバックアップセットに追加されるとき、現在のメンバーの残り容量をスキップして、新しいメディアが要求されます。

この状況が頻繁に起こる場合は、Retrospect の「空のメディアを使用」環境設定を使うことを検討してください。この環境設定がオンの場合、現在のメンバーが使用できなくなると、Retrospect は消去されたメディアを自動的に使用します。

多くのテープを保持できるマガジンを装備する、テープライブラリというバックアップデバイスの購入も検討できます。1 つのテープが容量の限度に達したときには、Retrospect はマガジンからの空のテープを使用します。

テープまたはディスクを消去する際にカタログファイルを要求されたが、カタログファイルがありません。テープを消去するには?

ディスクまたはテープを消去すると、そのメンバーの内容がバックアップセットのカタログから削除されます。カタログが見つからない場合は、カタログを要求するダイアログボックスが表示されます。テープを消去するため、カタログを紛失したので無視するよう Retrospect に指示する必要があります。「設定」>「バックアップセット」と「バックアップセットの削除」に進み、「設定」>「デバイス」と「テープの削除」に進みます。

2 つのテープドライブがあるとき、自動実行のバックアップで両方のテープドライブが使用されるか?

デバイスが同一のメカニズムを持つものである場合は、両方が使用されます。1 つのテープが容量の限度に達したとき、Retrospect は利用可能なドライブから、新規のテープか消去されているテープ、または正しい名前のテープを探します。

Retrospect の高度テープサポートアドオンがある場合には、一度に両方のテープドライブを使って同時操作を実行することができます。

詳しくは、複数の同時実行を参照してください。

テープの最初から再利用するには?

テープを挿入し、「設定」>「デバイス」をクリックします。テープ名を表示したデバイスウィンドウが表示されます。テープを選択し、ツールバーから「消去」をクリックします。

バックアップセットのメンバーであるテープを消去すると、バックアップファイルが消去されます。

古いバックアップセットのテープを再利用するには?

使わなくなったバックアップセットのテープを再利用するには、「設定」>「デバイス」をクリックします。テープ名を表示した「記憶装置」ウィンドウが表示されます。テープを選択し、ツールバーから「消去」をクリックします。次にそのバックアップセットに新規メンバーが必要になった時は、その消去済みテープか、バックアップデバイスにある消去済みのテープが自動的に使用されます。

古いバックアップセットのカタログも削除する必要があります。「設定」>「バックアップセット」を順にクリックします。「バックアップセットの選択」ウィンドウで、そのバックアップセットを選択し、ツールバーから「削除...」をクリックします。古いバックアップセットのカタログファイルを、ゴミ箱にドラッグします。

テープの名前を判別する方法は?

テープの名前を表示するには、「設定」>「デバイス」をクリックします。利用できるテープデバイスがスキャンされ、各テープドライブ名、状態、場所、および挿入済みテープの名前を一覧した「記憶装置」ウィンドウが表示されます。テープが挿入されていない場合は、挿入します。

テープの名前がわかったら、ラベルに名前を書いておくとよいでしょう。

オーディオ DAT または DV カメラデッキをバックアップに使用できるか?

できません。

オーディオ DAT テープを DAT ドライブに使用できるか?

オーディオ DAT テープは DAT ドライブには使用できません。一部のコンピュータの DAT ドライブではオーディオ対応 DAT テープを使用できますが、データ対応メディアの使用をお勧めします。データ対応テープはオーディオ対応テープよりも厳しいテストに合格する必要があります。コンピュータの最新の DAT ドライブは、Media Recognition System(MRS)のデータ対応テープしか認識しません。

その他の質問

Retrospect がサマリウィンドウとブラウザに報告するファイルサイズが Windows エクスプローラと異なる理由は?

サイズの不一致は、指定されたファイルの論理サイズと物理サイズが異なるためです。ファイルの論理サイズは、ファイルが保持する実際のバイト数です。物理サイズは、ファイルがハードディスクやボリュームを占有する容量です。ファイルに対するこのような物理サイズは、ファイルの格納場所(フロッピーディスクやハードディスクなど)によって異なります。Retrospect では、ファイルの格納場所とは関係なく、ファイルの物理サイズに基づいたサイズを一貫して報告します。

不要なバックアップセットを廃棄するには?

「設定」>「バックアップセット」を順にクリックします。「バックアップセットの選択」ウィンドウで、削除したいバックアップセットを選択し、ツールバーから「削除...」をクリックします。全スクリプトの宛先ボリュームリストから、そのバックアップセットが削除されます。バックアップセットを完全に削除するには、Windows エクスプローラを使用して、バックアップセットのカタログファイルもゴミ箱にドラッグする必要があります。

存在しないボリュームを廃棄するには?

「設定」>「ボリューム」をクリックします。「ソース選択」ウィンドウで削除するボリュームを選択し、ツールバーから「削除...」をクリックします。全スクリプトの元ボリュームリストから、そのボリュームが削除されます。

Retrospect の終了時に、次回の Retrospect の実行を伝えるメッセージを表示しないようにする方法は?

「設定」>「環境設定」の順にクリックします。通知環境設定の「終了時チェック環境設定」分類を選択し、「次のスクリプトの有効性をチェック」をオフにします。

作成したスクリプトの保存場所は?

Retrospect スクリプトは Config77.dat ファイルに含まれています。Config77.dat ファイルは、Retrospect アプリケーションと同じフォルダか、 ..¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Retrospect にあります。

Retrospect に対するほとんどのカスタマイズ情報も同じ場所に保存されます。

Retrospect のエラーメッセージ

バックアップ中の比較エラー、復元中の書き込みエラー、復元中や検証中の読み出しエラーが検出されると、関連ファイルをリストアップしたブラウザが表示されます。実行エラーのブラウザは、参考のため印刷することや、他のブラウザにコピー、ペーストして簡単に再選択することができます。操作ログで、各ファイルに関連したエラーメッセージを参照し、適切な対策を行ってください。

Retrospect がネットワーク経由で操作を実行しているとき、クライアントコンピュータかバックアップコンピュータでエラーが発生すると、バックアップコンピュータの Retrospect で報告されます。一般に、クライアントで報告されるエラーは、Retrospect クライアントソフトウェアがシステムを調査し、そのシステムをネットワーク経由で使用できないことが判明したときに発生します。

カタログの更新が必要です

前回、バックアップセットにデータをコピーしたときに、Retrospect がカタログを更新できなかったことを示します。

原因は、ハードウェアや電源の障害、ディスクの容量限界、メモリの残り容量がないなどです。

カタログを更新しても、「カタログの更新が必要」エラーが消えない場合は、そのテープにファイルを追加できないことを示します。処理方法には、以下の 3 通りがあります。

  • 書き替えバックアップを実行する。カタログがリセットされ、メディアの内容は消去されて、既存のバックアップファイルが削除されます。
  • 「メディア制御」ボタン(「オプション」タブ)を使って、新規メディアにスキップする。次のバックアップでは、強制的に新規メディアが使用されます。
  • 新規バックアップセットを作成し、新規メディアにバックアップする。

再同期中(低速)

カタログの更新中またはバックアップセットの再作成中にこのメッセージが表示された場合は、使用中のバックアップセットメディアが破損している可能性があります。

このメッセージが約 15 分以上表示される場合は、カタログの更新やバックアップセットの再作成を停止し、ここまでのセッションを保存します。これ以降、メディアにはデータを追加できなくなります。このバックアップセットに対する次回のバックアップでは、新規のメディアか消去済みのメディアが必要になります。

このエラーは、デバイス通信に問題があるときに発生することもあります。FireWire および USB デバイスのトラブルSCSI のトラブルを参照してください。

バックアップセットヘッダに異常があります

ファイルの名前や容量を記録したファイルヘッダが、紛失したり、損傷しているファイルが見つかった場合に表示されます。

このエラーは、デバイス通信に問題があるときに発生することもあります。USB/USB 2.0/USB 3.0SCSI のトラブルを参照してください。

メディアの内容が不明

メディア上にデータが見つかっても、Retrospect フォーマットのデータとして認識できない場合に表示されます。リムーバブルカートリッジの場合は、認識できない内容が Retrospect 以外で保存された通常のファイルである可能性があります。大切なデータかもしれないので注意してください。

フロッピー、DVD-RAM、MO の各ディスクで、内容不明が表示された場合は注意してください。Retrospect で、ディスクバックアップセットとして、このディスクを使うと、ディスク上のファイルは完全に消去されます。

テープの場合は、テープが破損しているか、バックアッププログラムやドライブとの互換性がないことを示します。ハードウェア圧縮機能を備えたドライブで使用したテープを、同じ規格のハードウェア圧縮をサポートしていないドライブで使用した場合に多く発生します。以下のトラブルシューティングを行ってください。

  • 挿入したテープカートリッジとテープドライブに互換性があることを確認します。たとえば、DDS-4 の 150 メートル長テープは、DDS-1、2、3 のドライブでは読み込むことができません。それぞれのテープドライブがサポートするテープの最新情報については、 Retrospect Web サイト を参照してください。
  • テープドライブのヘッドをクリーニングします。ドライブの発売元が推奨する条件に従って、クリーニングを継続してください。テープドライブは、特定のクリーニングカートリッジを使って、定期的にクリーニングする必要があります(テープドライブのクリーニングを参照)。
  • 他のテープでも内容が不明と表示されるかどうかチェックします。表示されるのが 1 本だけなら、テープが破損しているか、他のバックアップソフトウェアで書き込まれているか、あるいは別の互換性のないテープドライブで作成された可能性があります。すべてのテープが認識できない場合は、それらのテープがすべて別のテープドライブで作成されたか、SCSI 設定に問題があるか、テープドライブが故障している可能性があります。SCSI バスのトラブルシューティングの手順については、SCSI のトラブルを参照してください。
  • 可能な場合は、互換性のあるテープドライブでテープを読んでみてください。テープが、あるドライブでは読めたが、同じタイプの別のドライブでは認識できなかった場合は、そのドライブは修理が必要です。ドライブの修理が必要かどうか判断する前に、ドライブの発売元にご相談ください。

メディアが違います

次の 2 つの場合には、Retrospect からメディアが違うと報告されます。

  • 破損したテープバックアップセットに追加しようとしたとき。最後にテープに追加をしていたときにクラッシュや電源の故障があった場合は、次に追加しようとするとバックアップセットが破損しているというエラーが出ます。このバックアップセットには書き込むことはできませんが、ファイルはすべて復元することができます。新しいバックアップセットを作成するか、同じセットに書き替えバックアップを行ってください。メディアは破損していませんが、バックアップセットが破損しているので、追加できない状態です。
  • 異なる種類のドライブを使用してテープバックアップセットに追加しようとしたとき。ドライブの種類が混在したバックアップセットを作成するときは、同様の種類のドライブを使ってください。

検証エラー

次のようなメッセージは、完全検証でファイルを検証する際のエラーを示しています。

  • ファイル "Home.html": 更新日時の相違
  • ファイル "Bore Dimensions":オフセット 263,078 で一致しません。

完全検証エラーは、宛先ボリュームにコピーされたファイルと、元ボリュームからコピーされたファイルが一致しなかったと Retrospect が判断したときに発生します。問題のファイルは、宛先ボリュームに正しくコピーされていないと考えられます。この問題がバックアップ中に起こったとすると、一致しなかったファイルは、次にこのバックアップセットに標準バックアップを行ったときに再びコピーされます。

コピー中にそのファイルが使用中だったことがわかっている場合は問題ありません。単に、バックアップから検証までの間にそのファイルが修正されたということを示します。オフセットの検証エラーが表示された場合は、通信バスに問題があることを示しています。SCSI のトラブルを参照してください。

メディア検証エラーは、宛先メディア上のファイルの MD5 ダイジェストが、コピー元からファイルをコピーする際に生成された MD5 ダイジェストと一致しないことを Retrospect が検出した場合に発生します。

この場合、通常は宛先メディアに問題があります(メディアの破壊、不良ディスクセクタへのデータ書き込みなど)。バックアップセットのメディアに問題がないかチェックします。問題を解消できない場合は、新しいメディアにバックアップします。メディア検証エラーを生成するファイルは、定義上、検証先のバックアップセットのファイルと一致しないファイルです。したがって、これらのファイルは次のバックアップ時にバックアップ先に再度コピーされます。

特定の状況では、Retrospect はバックアップ時に生成された MD5 ダイジェストにアクセスすることができません。この問題は、Retrospect 16.6 より前のバージョンを使用して作成されたすべてのバックアップと、Retrospect の「バックアップ処理中に MD5 ダイジェストを生成」環境設定が無効になった状態で行われたバックアップで発生します。詳しくは、検証環境設定を参照してください。これらの場合でも、Retrospect はバックアップセットメディア上のすべてのファイルが読み取り可能であるかどうかをチェックします。

メディア要求の時間切れ

この場合は、操作ログで「エラー -1204(ユーザからの応答がありません)」というエラーが表示されます。

エラー通知

通常のエラーとは異なる重大なトラブルが発生しました。これが発生すると、「assert_log.utx」という Retrospect フォルダ内にエラーログが作成されます。

このエラーが発生した場合は、コンピュータを再起動してから、エラーが発生したときに行った操作を再度試してください。

Retrospect エラー番号

Retrospect で操作を完了できなかった場合、エラー番号が付いたアラートが表示されます。この項では、いくつかの共通エラー番号について詳細に説明します。

エラー -102(通信トラブル)

バックアップコンピュータが、バックアップデバイスと通信できなくなりました。

通信バス、デバイスケーブル、ターミネータ、設定をチェックしてください。FireWire および USB デバイスのトラブルSCSI のトラブルを参照してください。

エラー -107(アプリケーションメモリが不足)

エラー -625 と実質的に同じです。

エラー -203(ハードウェア故障)

メディアの損傷、通信トラブル、ハードウェアの故障などにより、バックアップデバイスが正常に動作しません。

特定のメディアを使用したときだけに発生する場合は、メディアが損傷していると考えられます。新規メディアに交換して試してください。他のメディアを使っても発生する場合は、通信バスかデバイスに問題があります。バックアップデバイスとコンピュータの電源を 2 分ほどオフにしてから、再度試してください。

FireWire および USB デバイスのトラブルSCSI のトラブルを参照してください。

エラー -204(デバイスビジー)

このエラーは、バックアップセットのメンバーとして使用するディスクにディスクバックアップセットのカタログを格納する場合に発生する可能性があります。カタログを、ハードディスクに保存してください。

エラー -205(ストレージメディアアクセス不可)

バックアップ中に通信バスがリセットされたため、Retrospect がメディアと通信できなくなった場合に発生します。

通信バスのトラブルが原因であることが多く、同時にエラー -102(通信トラブル)も発生する場合があります。エラー-205 がエラー -102 と同時に発生した場合は、FireWire および USB デバイスのトラブルおよびSCSI のトラブルを参照してください。

通信トラブルがなく、エラー –102 は起こらずにエラー –205 だけが発生する場合は、元ボリュームにメディア障害がないかをチェックします。

ハードドライブの中には、メディア障害を検知すると同時にバスをリセットしてしまうものがあります。ドライブをフォーマットするときに使用したソフトウェアを使い、ハードドライブのテストを行ってください。

エラー -206(ドライブの障害、ヘッドの汚れ、メディア不良など)

バックアップセットメディアの読み出しや書き込みが正常にできません。このエラーはバックアップデバイスから報告され、次のような原因が考えられます。

  • メディアに物理的な欠陥があり、交換が必要。→別のメディアに交換して試してください。
  • テープドライブのヘッドが汚れており、クリーニングが必要。→テープドライブのマニュアルを参照するか、クリーニング方法を発売元に問い合わせてください。
  • 他のデバイスによる電波障害。→ SCSI バス上で、ドライブを他の電子デバイスの近くに設置している場合は、そのデバイスを離れた場所に設置します。また他のデバイスを一時的に取り外し、デバイス間のコンフリクトがないかをチェックします。他のコンピュータでバックアップデバイスをテストするとともに、モニタや他の電子デバイスが電波障害の原因になっていないかチェックします。FireWire および USB デバイスのトラブルおよびSCSI のトラブルも参照してください。
  • バックアップコンピュータまたはテープドライブが、クラッシュしたか、電源異常が発生した場合にも、エラー -206 が報告されます。一部のテープドライブでは、テープ上にデータを追加するために、データの終了(EOD)マーカが必要です。テープに EOD マーカが記録されていない場合は、Retrospect が次にテープに追加を行おうとしたときに、エラー –206 が報告されます。EOD マーカの書き込みについてテープドライブは信頼できたとしても、バックアップコンピュータがシステム終了または再起動した場合や、電源の供給が中断された場合は、EOD マーカが書き込まれない可能性があります。テープに EOD がないと、Retrospect が次にデータを追加しようとしたときに、エラー –206 が発生します。

この問題を回避するには、次の注意に従ってください。基本操作やスクリプトで「検証」をオフにしない。電源をオフにしたり、コンピュータを再起動する前に、テープを完全に巻き戻すか取り出しておく。コンピュータがクラッシュした場合は、コンピュータを再起動したり電源を切る前に、デバイスのイジェクトボタンを使って、テープを取り出すよう試みる。

テープの EOD マーカが欠如することで、エラー –206 が発生した場合は、テープを消去するまで、そのテープにデータを追加することはできません。ただし、テープは物理的に損傷しておらず、復元に使用することはできます。Retrospect の修復機能では、このテープを修復することはできません。このテープをバックアップやアーカイブで使用するには、「設定」>「バックアップセット」で、そのテープのバックアップセットをリセットするか、「設定」>「デバイス」でテープを消去します。

複数のメディアについてエラーが見られ、上記の可能性が排除された場合は、デバイスの故障の可能性があります。発売元に問い合わせてください。

エラー -503(バックアップクライアントがオフにされています)

操作を開始する前に、クライアントがクライアントコンピュータのユーザによってオフにされています。クライアントを再起動すると、Retrospect クライアントコントロールパネルが自動的にオンになります。

エラー -505(バックアップクライアントが予約されています)

クライアントが別のバックアップコンピュータによって使用されています。クライアントを同時に 2 台以上のバックアップコンピュータでは使用できません。

このエラーは、操作中にバックアップコンピュータまたはクライアントコンピュータがクラッシュするときにも発生します。両方のコンピュータを再起動してください。

エラー -507(パスワードが不正です)

パスワードが正しく入力されているかどうかを確認してください。パスワードでは大文字小文字を区別するので、正しく入力する必要があります。ライセンスコードではなく、クライアントのパスワードを入力していることを確認します。

クライアントのパスワードを思い出せない場合は、Retrospect クライアントソフトウェアをアンインストールし、クライアントコンピュータを再起動してから、新しいパスワードでクライアントソフトウェアを再インストールしなければなりません。

エラー -508(アクセスが停止しました)

操作中に、クライアントユーザが Retrospect クライアントコントロールパネルをオフにしました。このエラーが起きると、バックアップコンピュータはエラーを記録し、次のクライアントに移ります。

エラー -515(Piton プロトコルのエラーです)

ネットワーク経由で転送中に、データが壊れていることがわかりました。原因としてハードウェア障害が考えられます。

エラーのパターンを調べます。問題が 1 台のクライアントだけに起こる場合は、そのクライアントのネットワークコネクタかネットワーク接続に問題があると考えられます。問題が複数のクライアントで起こり、エラーに一貫したパターンがなければ、バックアップコンピュータのネットワークカードかネットワーク接続、またはすべてのネットワークトランザクションに共通するゲートウェイかルーターに問題があると考えられます。詳しくは、ネットワークのトラブルシューティングのテクニックを参照してください。

エラー -519(ネットワーク通信に失敗しました)

バックアップコンピュータとクライアントコンピュータが通信を停止しました。エラーが発生する状況と対策を以下に示します。

バックアップ中にユーザがクライアントをシステム終了したか、またはバックアップ中にクライアントが失敗したか、ネットワークから切断された。→クライアントが失敗した原因やネットワーク通信リンクの故障箇所(ルーター、ブリッジ、ハブ、個々のネットワークコネクタなど)を特定してください。問題がソフトウェアのコンフリクトにあるかどうかを特定するには、次の項目が役立ちます。

バックアップ中にユーザがクライアントで実行しているアプリケーションが多すぎるか、1 つのアプリケーションがコンピュータの処理能力の大半を消費している。→クライアントがアイドル状態のときに、バックアップをスケジュールしてください。

ハードウェアやソフトウェアに起因するネットワーク通信の問題によって、トランザクションの信頼性が低下する。→クライアントの故障したネットワークコネクタがエラーの原因になります。故障したネットワークコネクタがエラーの原因かどうかを特定するには、コネクタを隣接する正常なコンピュータのコネクタと交換してみます。詳しくは、ネットワークのトラブルシューティングのテクニックを参照してください。

ハードディスクの不良や故障によって、クライアントコンピュータがハングアップする。クライアント上のハードディスクのリードライトが「オン」のまま点滅しないために、クライアントを再起動する必要がある場合は、ハードディスクが故障しているか、ハードディスクのファームウェアやソフトウェアにバグがあります。ハードディスクがハングアップする場合は、ドライバをドライブメーカー提供の最新バージョンに更新します。次に、ディスクチェックプログラムを実行してみます。

ネットワークソフトウェアがネットワークハードウェアと互換性がない。→古いソフトウェアに問題がある可能性があります。ご使用のネットワークハードウェアに対応する最新のネットワークソフトウェアを使用してください。

エラー -525(名前/ログインの競合)

一般にこのエラーは、クライアントがアンインストール後に再インストールされたときか、ログインされていないクライアントソフトウェアに交換されたときに起こる傾向にあります。

バックアップコンピュータで、「設定」>「クライアント」に進み、問題が発生しているクライアントを選択して削除します。「追加...」をクリックしてネットワーク状況ウィンドウに進み、同じ名前のクライアントを追加します。クライアントをスクリプトに追加します。

エラー -527(バックアップクライアントの名前が変更されています)

別のバックアップ管理者が、別のバックアップコンピュータからクライアントの名前を変更しています。単にクライアントを設定し直し、クライアントデータベースで名前を更新します。

エラー -530(バックアップクライアントが見つかりません)

Retrospect は、ネットワークでクライアントコンピュータを見つけることができません。クライアントコンピュータがネットワークに接続されてオンになっていることと、節電ソフトウェアが電源をオフにしていないことを確認します。モバイルコンピュータの場合は、「一時休止」や「スリープ」モードでないことを確認します。一時休止している Windows コンピュータは再起動すると、Retrospect から参照が可能になります。クライアントが最新バージョンの Retrospect クライアントソフトウェアを使用しており、起動時にロードされていることを確認します。

最新バージョンでない場合や起動時にロードされていない場合は、クライアントサービスがシステム起動時にロードされませんRetrospect クライアントがシステム起動時にロードされませんの指示に従います。

「設定」>「ボリューム」から「プロパティ」を使用して、バックアップコンピュータとクライアント間で接続テストを行います。バックアップコンピュータがクライアントと接続できる場合は、Retrospect が測定した転送レートを KB/秒で表示します。ping も試してみます(テストと Ping による TCP/IP 通信の確認を参照)。

エラー -540(サービス作成中の障害)

Retrospect は、Windows クライアントに正常にアクセスできませんでした。

エラー -541(バックアップクライアントがインストールされていないか、動作していません)

バックアップコンピュータは、IP アドレスでクライアントコンピュータを参照できますが、クライアントソフトウェアが動作していません。

クライアントコンピュータがオンになっていることと、節電ソフトウェアが電源をオフにしていないことを確認します。モバイルコンピュータの場合は、「一時休止」や「スリープ」モードでないことを確認します。クライアントソフトウェアを再起動し、再度試します。

Retrospect クライアントコントロールパネルを開き、「状況」フィールドのエラーメッセージから、クライアントソフトウェアが動作しない原因を確認します。クライアントソフトウェアを再インストールする必要がある場合もあります。

バックアップコンピュータに複数の Ethernet カードが取り付けられている場合は、そのことが問題の原因である可能性もあります。詳しくは、Retrospect Knowledgebase( www.retrospect.com/jp/knowledgebase) の「Troubleshooting multiple ethernet cards on a Retrospect Client running Windows」を参照してください。

エラー -594(サーバとの通信が切断)

このエラーは、Retrospect の「利用可能な更新を自動でチェック」環境設定が有効になっているときに、更新のダウンロード中に Retrospect が更新サーバへの接続を失った場合に発生します。

エラー -625(メモリ不足です)

メモリの残り容量が不十分なので、Retrospect の作業を続行できません。このエラーは、ボリュームとカタログのスキャン時に多く発生します。

他のアプリケーションがメモリの大部分を使用しているか、コンピュータが搭載している RAM が十分でない場合も、このエラーが表示されます。

他のアプリケーションを終了して再起動するか、スワップ領域に仮想メモリを追加して Retrospect がより多くのメモリを利用できるようにします。メモリを増やしてから、エラー発生時の操作を再度行ってください。

お使いの Retrospect 製品が複数の同時実行動作に対応している場合、Retrospect, Inc. は以下をお勧めします。

  • 2 個の実行ユニット、512 MB RAM
  • 4 個の実行ユニット、1 GB RAM
  • 8 個の実行ユニット、2 GB RAM

この条件でもエラー -625 が発生するようであれば、実行ユニットの数を減らして試してください。詳しくは、全般環境設定を参照してください。

エラー -641(チェックサムが一致していません)

カタログなどの、Retrospect のファイルが破損しています。

カタログが破損しているかどうかをチェックするには、Retrospect がカタログ内のすべてのファイルをスキャンできるように空白ファイル名の検索による復元を設定します。エラーが発生した場合は、このカタログが破損していることがわかります。

バックアップまたはアーカイブ中にエラーが起こった場合、宛先のカタログを再作成(カタログの再作成を参照)する必要があります。カタログを再作成したら、スクリプトでこのバックアップセットを再選択します。Retrospect の起動時にエラーが発生する場合は、Retrospect が起動中にクラッシュする。を参照してください。

エラー -843(別の操作がリソースを使用中)

アクセスしようとしているリソース(ボリューム、サブボリューム、バックアップセットなど)が現在使用中です。例として、C: のサブボリュームをバックアップ中に C: ドライブを参照しようとした場合などを挙げることができます。

必要なリソースが利用可能になるまで待ってから、操作をやり直します。

エラー -1004(データベースのバックアップ/復元エラーです。)

データベース API によりエラーが報告されました。

操作ログ中のこのエラーのすぐ前の行で、API から Retrospect に報告された内容が詳細に説明されています。

エラー -1017(アクセス権が不十分です)

バックアップ操作中に Retrospect がボリュームにアクセスできませんでした。

この問題が発生するのは、ボリュームのバックアップスクリプトを Retrospect クライアントを介さず、Microsoft ネットワーク経由で実行している場合です。

不十分なアクセス権によるエラーは、次に挙げる状況で発生することがあります。

  • スクリプトの作成時にユーザ X としてログインしていたが、バックアップ時には元ボリュームサーバへのアクセス権を持たないユーザ Y としてログインしている場合。
  • スクリプトの作成時にユーザ X としてログインしていたが、バックアップ時にはログインしていない場合。

このエラーは、マッピングしたネットワークドライブを元ボリューム、または宛先として使用するバックアップでも発生することがあります。マッピングしたネットワークドライブを処理するスクリプトの実行中に、このエラーが発生した場合は、Launcher サービス(Retrospect を自動起動するサービス)が、そのドライブに適切なアクセス権を持つユーザとしてログオンするように設定されていないことが原因です。

いずれの場合も、-1017 エラーを回避する方法については、Retrospect Knowledgebase( www.retrospect.com/jp/knowledgebase) を参照してください。

エラー -1020(共有違反です)

ファイルが使用中のため、アクセスできません。

他のアプリケーションやオペレーティングシステムがファイルを開いているため、Retrospect がアクセスできなかった可能性があります。ファイルを使用しているアプリケーションを終了します。

このエラーが重要でないファイルに対して報告される可能性がありますが、そのような場合はエラーを無視することができます。

エラー -1101(ファイル/ディレクトリが見つかりません)

指定したファイルを、Retrospect が見つけることができません。

実行中に、ファイルやフォルダが移動または削除されたことが考えられます。

バックアップセットのカタログファイルを移動したためにこのエラーが発生し、Retrospect がカタログファイルの移動先を問い合わせてきた場合は、ファイル選択ダイアログボックスを使用してファイルやフォルダを移動し、Retrospect にカタログファイルの新しい場所を指示します。

もう一度バックアップを実行してみてください。再びエラーが発生する場合は、ディスクチェックユーティリティを実行し、ディレクトリが損傷していないかをチェックしてください。

エラー -1102(ドライブが見つからないか、利用できません)

ドライブを見つけることができません。

このエラーは、フォルダが移動または削除された場合にサブボリュームで発生します。

エラー -1110(一般的な入出力障害です)

元ボリュームで、メディア障害が発生しました。

ディスクユーティリティや、ハードドライブに付属のフォーマットプログラムを使って、元ボリュームを検証します。Windows の場合、ScanDisk を使用します。Macintosh の場合、Drive Setup の Test コマンドと Disk First Aid を使用します。

エラー -1111(ロック領域で競合が発生しています)

ファイルが、ロックの範囲を使用した別のアプリケーションまたはサービスによって開かれているため、Retrospect はそのファイルをバックアップできません。

アプリケーションを停止してからバックアップを開始し、その後でアプリケーションを再開してください。Retrospect の外部スクリプト機能(外部スクリプトを参照)を使用することで、別のアプリケーションを自動的に停止、再開することを検討してください。

エラー -1115(ディスクがいっぱいです)

ボリュームの空き容量が少ないか、利用できるスペースがないことを示します。

次の 3 つの原因が考えられます。

  • 宛先ボリュームの残り容量を超える量のファイルを復元または複製しようとした。
  • Retrospect がバックアップセットのカタログを更新し、カタログが保存されているボリュームの残り容量がなくなった。
  • ファイルバックアップセットへのバックアップ中に、宛先ボリュームの空き容量がなくなった。

Windows エクスプローラに切り替えて、空き容量の少なくなったハードディスク上の必要のないファイルを削除し、ゴミ箱を空にして空き容量を増やします。マークするファイル数を少なくして復元または複製を行うか、容量の大きい宛先ボリュームを選択します。カタログ圧縮(「オプション」タブを参照)を使用して、カタログの使用容量を少なくします。

エラー -1204(ユーザからの応答がありません)

メディア要求の制限時間内に、要求したディスク、テープが見つかりませんでした。

メディア要求の時間切れ環境設定(要求環境設定を参照)をオフにして、要求メディアを無期限に待機するようにします。

エラー -2241(カタログが無効/損傷)

エラー -641 と実質的に同じです。

エラー -2247(スナップショットが見つかりません)

Retrospect は要求されたスナップショットをメディアで見つけることができません。詳しくは、メディアから古いスナップショットを復元中に、利用可能なスナップショットが見つからないというメッセージが表示される。を参照してください。

エラー -3047(ディスク非動作しきい値の条件に合いません。)

このエラーが発生することがあるのは、アドオンのオープンファイルバックアップを使用している場合です。オープンファイルバックアップは、開いているファイルを正確にコピーするために、元ボリュームのディスクが一定の期間、非動作状態になることを必要とします。Retrospect では、オープンファイルバックアップによる実行する前に、元ボリュームのディスクがアイドル状態になるのを待つ時間の長さが「ディスク休止しきい値」として定義されています。この時間が経過すると、再試行のタイムアウトが生じるまで、再び待機します。初期設定値は 5000 ミリ秒です。

ディスク休止しきい値の設定を低めに変更して試してください。詳しくは、Windows のオープンファイルオプションを参照してください。

オープンファイルバックアップのヒントにも、参考になる情報が記載されています。

Retrospect クライアントエラー

クライアントのバックアップ時、クライアント側でもエラーメッセージを受け取る場合があります。エラーは、クライアントコンピュータのクライアントコントロールパネルに表示されます。

Windows クライアントコントロールパネルのエラー

すべてが正常に設定され、エラーが発生していなければ、コントロールパネルの「状況」タブに「準備完了」と表示されるか、「状況」フィールドに「最初のアクセスを待機中」と表示されます。「状況」タブの下には履歴領域があり、最近使用した操作やエラーメッセージに関する情報が表示されます。

クライアントサービスがシステム起動時にロードされません

「状況」タブにこのエラーメッセージが表示されている場合は、履歴フィールドでWindows クライアントコントロールパネルの起動時エラーに示すメッセージを確認し、その指示に従います。

クライアントソフトウェアが起動時にロードされない原因(表に示したもの以外)を以下に示します。

  • クライアントソフトウェアのファイルが正しい場所にない。→クライアントソフトウェアは、インストール時に指定した場所に置かれている必要があります。クライアントソフトウェアのファイルを正しい場所に戻すか、Setup プログラムを実行してクライアントソフトウェアを再インストールします。インストールするときには、管理者か完全なアクセス権を持つ別のユーザでログインします。
  • クライアントのサービスが中断した。→これは異常な状態です。Retroclient.exe を起動することでサービスを復帰できる場合もありますが、サービスを中断させた真の原因がわからないので、クライアントコンピュータを再起動するのが最もよい方法です。

UNIX クライアントコントロールパネルのエラー

すべてが正常に設定され、エラーが発生していなければ、コントロールパネルの「状況」タブに「準備完了」と表示されるか、「状況」フィールドに「最初のアクセスを待機中」と表示されます。「状況」タブの下には履歴領域があり、最近使用した操作やエラーメッセージに関する情報が表示されます。

Mac OS クライアントコントロールパネルのエラー

すべてが正常に設定され、エラーが発生していなければ、Retrospect クライアントコントロールパネルの「状況」フィールドに「準備完了」または「最初のアクセスを待機中」と表示されます。「状況」フィールドの下には「履歴」領域があり、最近使用した操作やエラーメッセージに関する情報が表示されます。

Retrospect のサポート

Retrospect 内から多くの便利なリソースにアクセスすることができます。Retrospect の「ヘルプ」メニューから次のリソースにアクセスできます。

これらのリソースはすべて無償で利用できます。これらのリソースを最大限に活用することで、問題の早急な解決に役立てることができます。

これらのリソースを使用しても問題を解決できない場合は、Retrospect のテクニカルサポートにお問い合わせください。利用可能なサポートオプションの詳細については、Retrospect のサポートマトリックス( www.retrospect.com/jp/support_matrix )をご確認ください。

テクニカルサポートの連絡先は、 www.retrospect.com/contactsupport_jp でご確認ください。